先の日曜、久しぶりに翁と一緒に比叡山に行くことにしました。
登り始めからかなりきついルートになる雲母坂から登って水呑対陣跡、ここから東側にある石鳥居に向かいます。
途中の北斜面には残雪がありました
北斜面のさぶさを改めて実感
石鳥居までの間に、翁が水遊びをする沢があるのですが、そこにも残雪が。川沿いの寒さも改めて感じます。
ちなみにそんなさぶい沢に翁はいつものように入ろうとしておっちゃんに「あかーん!」と制止されておりました。
おじいやのに
このサブい中、なに沢遊びしようと
しとるねん、翁よ
この後、石鳥居到着。ここでおやつ&お茶タイムに。居た場所は日差しがあったんでさぶくなくて良かったんですが、石鳥居にも残雪が・・・。
ぬお!?
残雪の残る石鳥居
この後、石鳥居をくぐって谷に降りていくルートを取ったのですが、かなり道が荒れており、更には途中で、このルートだと大きく迂回してメッチャ歩くことになると気づき、ショートカットを目指して道なき道を無理やり登って、早く帰れる尾根ルートに戻るというヘボさを露呈。
翁はその道中、頭を突っ込んで無理やり通ろうとした倒木に体をはさまれ、キャンと叫びを上げる始末。
そんなしんどい目にあったにもかかわらず、懲りることなく、この後更にやらかすおっさん。ルートの案内標識にマジックで「キケン」と書いてあった道に、「キケンて言うてもそれほどでもないやろ。」と突き進んでいったのです。
まださほどキケンではなかった時に見つけた
多分以前は石仏かなんかが
置かれていたんであろう穴
最初はさしてキケンでもなく、どこがキケンやねんという感じだったのですが、この辺りは比叡山特有の花崗岩が風化し、砂地が多い(この砂が沢を流れていき、白川に流れ着いたのが、白川砂と名付けられ枯山水でおなじみの京都の寺社の日本庭園に多く使われている次第です。)地帯にあたっていて、特に谷間の沢筋に近づくに連れ、昨今の豪雨で流されたらしく、所々で道が荒れていたり、倒木があったり、時に土砂崩れが発生し道や橋が消失していたりと、確かにかなりキケンな状態になっていて、進むのに苦労しました。
滑落=大ケガなスポットも何か所かあって、そこを怖いとも思わずにスタスタと、時として、いつものように確信犯的に崖のキワキワをいったりする翁にヒヤヒヤしましたが、なんとか無事に通過。ただ、一番きつかったのは、登山道に横たわった倒木一帯に低木と蔦が絡みついて、翁が様々試してみても通れなかった場所でした。
結局、おっちゃんが翁を抱っこして、蔦や低木をかいくぐりながら倒木を越えようと奮闘した訳ですが、倒木を越える前に足を取られて翁をお腹に抱える形で後ろに座るようにコケて身動きできなくなる、という状況に。
なんとか翁を倒木に押し上げて越えさせ、その難関もクリアできましたが、当の翁は
倒木を越えた後、まだコケていて起きられていないおっちゃんを振り返ることもなく、何事もなかったかのようにスタスタと先に行って、おっちゃんに「おいおいおいおい!!」と突っ込まれていたのでした。
そんなこんなで、キケンなルートをなんとかこなし、無事に安全な道へと出た翁とおっちゃん、その後は曼殊院横へと降りていき、舗装路を歩いて家に到着。8Km弱の山歩きは終了したのでした。
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