翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

翁、イノシシに遭遇する

昨日の記事で、近所の山を散歩する翁の写真をアップしましたが、この散歩の際、翁と、一緒に散歩に行ったおばちゃんと、とんでもない生き物に遭遇しました。イノシシです。

五山送り火でもおなじみのこの山は標高187メートルの低山で、(この辺りの地上の標高は80m程なので、山の高さ的には100m程)周りは住宅にも囲まれているため、昔はリスや鳥などの小動物しか居なかったような山なのですが、(そういうと子供の頃、一時野良犬などがいたこともありました)近年は、鹿が入って繁殖して群れとなり、若干奈良公園化しているというのはこのブログの記事でも何度か書いている通りです。

okinainu.hatenablog.jp

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そんな山なのですが昨日、麓にある公園から山に上がっていく登山道をあえて外しつつとある尾根道へと向かっていた時、「あれ?なんか茶色い生き物がいるけど、鹿にしては背が低いな。」と思った瞬間、ダダダダッというダッシュ音と共に走って逃げていったのは、なんとイノシシでした。

「うわあ、こんなとこにイノシシがおる。翁、鍋にするから獲ってきてくれ!」などと軽口を叩くおっちゃん。一方のおばちゃんは怖がって、「イノシシとか危ないから、もう戻ろう。」と言います。


「まあ、逃げていったから、わざわざ戻って来てまで襲わんと思うで。」と言ったおっちゃん、ふと目をやった方向を見て、「あれ!?さっきと同じ茶色の毛皮のいきもんがおる気がする。」とそう思ったのでした。

なんと、逃げていった一頭だけでなく、まだ複数のイノシシがいる様子。こいつらを刺激して複数で猪突猛進などされると、流石にやばいです。

おばちゃんと翁を離れたところに移動させたおっちゃん。自分も離れればいいのに、無謀にも写真を撮ろうと、イノシシの正面らしい方向に回りこもうと試みます。

「そんなことして、突進されたらどないするねん。」というご意見については、きっぱりと、「巴投げをする。」とお答えしたい。ところですが、かねてからよく、山で熊に襲われた爺さんなどが「巴投げで撃退した。」とテレビなどで言っているのは、実はクマに突進されて驚いた爺さんが後ろごけした上を、クマが通り過ぎていっただけではないかと自分は思っていたりするので、もちろんのこと己がイノシシに猛進されても巴投げなどできるはずはありませんので、突進されないよう注意しつつ回り込んでみました。

しかし、予想通りといいますか、回り込みが完了する前に、にわかに起き上がったイノシシ達は、幸いなことにこちらに猛進することなく、一頭目のイノシシが逃げていった方向に向かって、すごい勢いでドドドドドドーっと逃げていったのでした。

なんと後続のイノシシ集団、二頭ほどかと思ったら四頭ほどいました。うりぼうではありませんでしたが少しサイズが小さいのもいたので、群というよりは家族だったのかもしれません。

それにしても、郊外の山とはいえ、数百メートル離れたところには住宅密集地や地下鉄駅などもある場所なのに、イノシシが群れをなしているとは・・・。ほんと驚きました。

残念ながらイノシシの写真を撮ることはできませんでしたが、その後、いつものように普通に山に居た鹿の写真は撮ることができました。

改めて、里山を形成する農業や林業、及びそれらを構成する人や集落の重要さを感じたおっちゃんなのでした。若い人口が更に減っていくであろう今後、日本の郊外とか田舎の方ってどうなるんでしょうね。

昔の都みたいに市街地は城壁みたいなので仕切って、山から来る獣とかをブロックするようになったりして・・・。ま、既に田舎の方だと畑とか家、村全体がフェンスで囲まれててそんな感じになったりしてますが・・・。

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イノシシ遭遇後
何事もなかったかのようにご機嫌さんな翁
(っていうか翁、鹿と同じく
イノシシにも興味なしでした。)


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珍しく凛々しいお顔での写真


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もはや日中でも全然普通にあちこちにいる鹿
(心霊写真みたく右奥に薄く
もう一頭いるの分かりますか?)


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変わらず山歩き大好きな翁です
楽しそうでよろしおました

 

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