翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

おっきいわんわん

ラブラドールレトリバーは大型犬に属し、現在の翁の体重は30kg弱、つまり「おっきい」です。室内で飼っていると、翁用ダンボールハウスを作ったり、夏場廊下でのびて寝てる時とかに、「こんなデカかったっけ」と思うようなこともある大きさです。

よって、散歩に行った時によく、大きい犬だと声に出して指摘されることがあります。赤ん坊や幼児を連れたお母さんお父さんは、「見てみぃ、おっきいワンワンやでえ。」としょっちゅう言いますし、それに呼応してお子様共も「おっきいわんわん。」といいます。お子様単独で指差して「おっきいわんわん。」ということも多々あります。

そんな子供の反応を聞いた時、おっちゃんは、「そうやなあ、おっきいわんわんやなあ。」と心の中で返事をします。実際にお子様に向かって口に出さないのは、おっちゃんの見た目がお子様共を怯えさせる強面で、声がけして泣かれたりするのが嫌だからです。

また、園児や小学生くらいの児童もよく声に出します。「うわ、おっきい犬!」とか、「わー、でっかい犬!」とか、ただ「でかっ!!」と叫ぶ子供もいます。

確かに翁は彼らより体重も重いですし、(過日親戚のちょっとひょろい小学五年生男児に聞いたら、彼は24kgとかで翁より全然軽かったです。)頭も彼らより遥かに大きいですし、園児の顔と同じくらいの高さに背中がありますし、小学生でも翁が手足を伸ばしたら彼らの身長を越えることもザラですので、彼らにとってとんでもなくでかい犬であることは間違いないでしょう。

思い出せば、ガキの頃にとんでもなくデカかったと思っていた大滑り台や巨大ジャングルジムが、大人になってから見るとそんなに「大」じゃなかったりというのは、あるあるネタですが、今になって思うのは、当時自分がちっちゃかったゆえに、自分と比較してとてつもなくでかいという認識でいたんだなあと、そう思うわけです。

って事で、彼らにとって自分よりでかい生き物、それもほとんど大型犬を見たことないとか、また、犬とあまり触れたことないとかであれば、余計に翁は恐ろしい生き物であろうとも思うわけです。おっちゃんでも、激しく遊んでる時に大口開けて牙をむいてる翁をみると、「さすが元々は狼、めっちゃ怖い顔しとるな。」と思いますもん。

そんな訳で、乳幼児はまださほど怖がりませんが、小学生くらいになってくると明らかに怖がっている子もいたりします。多分、親御さんも犬が怖いとか動物嫌いとか、もしくは本人が犬との接触において何らかのトラウマを持ったのかと思いますが、そんな子は、翁を大きくよけてすれ違います。

こっちとしては、翁が決して飛びかかったりするようなわんわんではなく、極々優しいおとぼけ顔の穏やかわんわんであると知っていますので、あからさまにそういう態度を取られると、ちょっと気分はよろしくありませんが、ただ、犬嫌いの彼らの気持ちも分かりますので、そういった場合はこちらもできるだけ離れてすれ違えるように翁をコントロールすることにしています。

そして心の中で「ちょっと触ってみぃ、全然こわないで。」と思うのです。

ちなみに、翁はお子様のことは意に介していません。指を差されて叫ばれても我関せず、近づいてきてもフンフンもせず、またガン見することもなく、ほぼお地蔵さん状態です。

中高学年の小学生女子になると、翁のおとぼけ顔を見てちょっとしたキャラ感を感じるのか「うわぁー、かわいいー。」と言うことも多いのですが、そんな時も翁は別に嬉しそうでもなく、淡々と散歩を継続します。

散歩の時翁に愛想がないのは、無作法レベルで愛想ゼロのおっちゃんのマネをしているのでもなく、また、お子様たちが嫌いなわけでもなく、以前の翁の役割を今も全うしているのかとも思いますが、その辺は翁に聞いてみないと分かりません。

なお、おっきいという指摘は、お子様だけでなく、時としてお子様連れでない大人や、お爺さんお婆さんからもあったりします。そんな時、不作法レベルで愛想ゼロな初老のおっちゃんは、流石に口には出しませんが、心の中で「分かっとる。」と突っ込むのです。強面ですがお子様好きなおっちゃん、実は自分も含めて大人は嫌いなのです。

たぶんおっきい優しいわんわんは、「そんな事言わんとき。」と言いよると思いますけれど・・・。

f:id:okinainu:20220309193644j:plain


f:id:okinainu:20220309193648j:plain


f:id:okinainu:20220309193651j:plain


f:id:okinainu:20220309193641j:plain


あなたの応援が更新の励みになります
下記ボタンのクリック、よろしくお願いいたします

にほんブログ村 犬ブログ ラブラドールへ