翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

翁、久しぶりに山に行く

暑い日が続き、おじいな翁にはちょっとしんどそうな日々が多かったのですが、秋まで大好きな山に行けないのもよろしくないかと思い、朝早起きして久々に山に行ってみることにしました。

暑い日が続く中

コースは少し短めのおなじみ比叡山。行ったことのない近所の尾根道から登って、山頂までは行かず、戻ってくるというコースです。

朝7時前に出発。なんだかんだ準備とかしてたら、全然早朝といえない普通の朝の散歩時間になってしまいました。

目的としていた登山道に入る場所で面白いことを発見しました。由緒正しきマイナー神社御蔭神社になんと駐車場があった上、そこから神社へ行けるショートカット道があったのです。

エグい急登

神社へ向かうショートカット道にちょっと寄り道して、本来目的とする登山道に入ります。ただこの登山道、国土地理院の地図には出ていませんので、当然のことながら人の踏み跡なども殆どなく、登山用地図アプリで自己位置を確認しながら登っていきます。

最初はなだらかな道でしたが、尾根へと登る場所が中々にエグい急登で、斜度は30度ほどあったでしょうか。所々で木や根っこを掴みつつ、這いつくばるように上がる場所もありました。おばちゃんはもちろん!?そこかしこで悲鳴を上げていました。


山登り翁1
尾根への上りルートを
地図アプリで確認するおっちゃんと
山に来てウキウキな翁


急登と翁
急登の登り始め
結構ハードでした


見下ろした急斜面
写真ではあまり分かりませんが
平均斜度30度ほど
あったかと・・・


急登を登りきった翁
急登を登りきった翁


なんとかそこを登り切り、休憩。そのあたりで誰かが下りへの案内テープを木に貼っているのを見つけました。「マニア、どこでも歩くなあ・・・。」と思いましたが、己も
同じくやったなと苦笑い。

そこから程なくして、国土地理院の地図にも記載のある登山道になりました。


登山道での翁とおっちゃん
この後に起こることも知らず
平和に歩く翁とおっちゃん

襲い来るもの

少し歩きやすくなってホッとしたものの、別のものが僕らを襲ってきました。アブです。老犬のかぐわしい香りに寄せられたのか、大量のアブが翁の周りをブンブン飛んでいます。はっと気づくと自分もおばちゃんの周りにもアブが飛んでいます。

刺されると後々めっちゃ痒くなるアブ。刺されるわけにはいかないので、すぐに虫除けを塗って対策します。が、それでも必死なアブは退散まではせず、周りにたかってきます。

虫嫌いなのに、顔周りにこないからか、あまり気にしない翁。「いやいやいや、ハエよりアブを気にしろよ!」と思いつつ、翁にたかるアブを叩き落とします。

あっちでは、足を刺そうととまるアブに「キャー!」と叫ぶだけで何もしないおばちゃんも・・・。「何をじっとしとるねん!」と突っ込みつつ、こちらもアブを叩き落とします。

ワーワー言いながら百メートル程、アブを追い払いながら早めに歩いて、やっとアブが来なくなった頃に、メジャー登山道へと出てきました。ここからは下りです。


チッチキチーおっさんと翁1
写真を撮るおばちゃんに向かって
歩いて行く翁とおっちゃん


チッチキチーおっさんと翁2
おっちゃんその指なんですのん?


チッチキチーおっさんと翁3
その指なんですのん?


チッチキチーと翁
<おっちゃん> チッチキチー!!

(なんだかわからないという方は
チッチキチー」で検索ください)

<翁> なんそれ!


アブのせいですっかり疲れたみんなは、少し下りたところにある浄刹結界趾で再び休憩します。

浄刹結界趾とはなんぞや?

浄刹結界趾   浄刹=清浄な道場。寺院の境域。寺院。(WEB辞書より) 

つまり、比叡山にある延暦寺が定めた、この結界より上は寺院の境域であるという印。ちなみに、ここの場所にある碑の後ろには、女人牛馬結界という碑もあります。が、なぜかこれはぶっ倒れています。ジェンダー問題で怒れる誰かが倒したのでしょうか。ちなみに、碑に趾とあるように、明治政府の法令により明治5年、1872年に延暦寺の女人禁制は解除されています。

しかし、女人と牛馬を同じ扱いにしていたとは・・・。昨今でもなお、女性差別が脈々と残るはずですわ。上記みたいに明治5年には、「女人禁制は近代国家には論外の差別」という理由で解除したにも関わらず、何百年にも渡った女性差別の意識は、150年ほどでは皆無にはならなかったわけですね。

なお、なんだかんだネットで調べてみると、浄刹結界については比叡山での林業などで生計を立てていた八瀬村の住人と延暦寺が、長年に渡るトラブルを起こしていたようです。また女人禁制では、今なお、奈良の山で女人禁制のところがあったりして、神にお供えする儀式で八百長するのに女人禁制は律儀に守る大相撲かよと驚きました。

呆れかえるわんわん

浄刹結界趾にはベンチ的なものもあったので、そこに座ってみんなで水飲んだりお茶飲んだり、おやつ食べたりして休憩です。翁もおやつ貰ってご機嫌さんです。

しかし、そんなご機嫌な翁を呆れさせるおっさんがいました。


記念撮影
みんなで記念撮影
そっぽを向く翁


しょうもないいたずらをされる翁
しょうもない
いたずらをするおっさんと

呆れかえるわんわん

家路に

休憩も終わり、家へと向かいます。水飲対陣跡から梅谷へと下りるルートを歩きます。曇りがちだったのでそれほど暑くなく、舗装道に出てからも道が熱くなっていなかったので翁にとっても良かったです。


下る翁とおっちゃん1
土砂崩れで崩壊した橋が
きれいに直されていました
ありがたいことです


下る翁とおっちゃん2
土砂崩れの復旧作業の
工事が入ったために
予算がついたようです


下る翁とおっちゃん3
結構お金かけて
色々と直そうとしていましたが
果たしてなんとかなるのか

今年もどえらい雨が降って
また土砂崩れが起きて
水泡に帰すような
気もしますが・・・

という事で無事、家に戻りました。軽い感じで2時間ほどと思っていたのですが、結局のところ家から山までの距離がそこそこあることもあって、7km強、3時間という、翁にとってはなかなか負担となるであろう山歩きとなってしまいました。すまん、翁。

でも、本人?は山でとても嬉しそう&楽しそうだったので、よしとすることにします。なんしか楽しいのがええもんなあ、翁。

なお、翁はこの後遅めの朝ごはんを食べ、夕方までしっかりグーグー寝てから復活しました。

okinainu.hatenablog.jp

 

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