今週のお題「二軍のTシャツ」
はてなブログの今週のお題は「二軍のTシャツ」ということで、二軍というのも憚られる、五軍、六軍と言うか、もう捨てなさいと言われて全く過言でない、過日夏物を出した時に見つけたボロTシャツの話を・・・。
そのTシャツはノースフェースのもので、ベースが紺色、胸の位置に赤色でノースのロゴが入ったTシャツなんですが、肩の一部分が破れていたり、ロゴが擦れてカスカスになっていたり、また、全体には日焼けしまくって色あせていたりと、もはや雑巾にもならないような代物なのですが、多分買ってから20年以上、未だに捨てられないでいるのです。
というのはこのTシャツ、自分が初めて一人でアジアに貧乏旅行をした際に着ていたもので、思い出がありすぎて捨てるに捨てられないのです。
沢木耕太郎氏の著書「深夜特急」に感化されたり、またそれを元にして制作されたテレビ「進め電波少年」で話題になった猿岩石のヒッチハイク旅を観た若者が、こぞってバックパッカーとなって海外に旅立っていた当時、自分もご多分に漏れず、深夜特急を読んでガッツリ感化され、その旅程を真似て限りなく陸路でロンドンまで行こうとした訳ですが、4ヶ月程度の日程では、とんでもない駆け足で旅をしなければ到底ロンドンまで行けるはずもなく、また、とことん陸路というのも、国境によってはかなり難しく、結局、途中で激しくペースダウンし、バックパッカーにありがちな沈殿を繰り返し、更には時に飛行機も使い、結果インドまでで帰国することになった、そんな旅で着ていたTシャツなのです。
冬に出発したので、このTシャツを着始めたのは、多分ベトナムのサイゴンあたりからではなかったかと思います。そこから、シンガポール・マレーシア・タイ・インド・ネパール・インドと、少ないTシャツローテーションの中でよく着ていたのですが、実は帰国したときにはさすがノースフェース、さして傷んでおらず、結果的にボロボロになったのは、思い入れもあり、また気に入っていて、その後もしょっちゅう着続けたためだったりします。
部屋着にまでしてカスカスになるまで着て、それでもまだ捨てられず、なぜか未だに持っていたりするのです。
大きな要因として、前記した海外旅行の思い出というのも、もちろんあるのですが、よくよく考えてみると、今は亡きおかんが、僕が海外に一人旅に行くというのを聞いて、プレゼントしてくれたTシャツだったから、捨てるに捨てられないということもあるかもしれません。おかん大好きマザコンおっさんとして、このTシャツ、どうしても捨てられないのです。
※下書きに温存してて今日公開したら、先週のお題になってしまってました・・・。
(苦笑)
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