翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

少ない材料でインデアン風カレーを作る

インデアン風カレー

前回、再現レシピを使って大阪インデアン風カレーを作ったのですが、もっと手軽に再現できないかと思い、少材料での再現を目指してみました。

果物系の材料では桃缶を廃し、入手しやすいバナナとりんごジュースのみに。甘味の部分は砂糖を増量しました。ソースコは普通のウスターソースと一味で代用。赤ワインも料理酒で代用。また、出汁的なものを追加することでより複雑で濃い味にするべく、粉末和風だしを採用しました。(粉末出汁がなければ入れなくても全然問題ないです。)

前回の再現レシピでは、甘さの後しばらくしてぐっと辛さがやってくるという点で、もう一つ再現性がなかった気がしたので、今回はその辺を狙ってみましたが、やはり少材料ということもありなかなか難しかったです。

なお、今回の調理は圧力鍋で行いました。普通鍋の場合では、煮込み時間が短すぎるとバナナ味が前面に出てきて、非常に奇妙な感じのカレーになりますので、2時間ほどしっかり煮込む事が必要かと思います。

<二人分で用意するもの>  

※ 一片とか少々とか、どれくらいやねんといつも思うので、できるだけ重さで書くようにしました。なお、重さに幅があったり、一個とかになっているものは、お好みで増減してもらっていいと思う素材です。また、○+○gといった表示になっているものは、分割投入しているゆえそのような表記となっています。

※ 更に、料理レシピにおいて、作り方を見た時に、用意するものが作る順番通りでなく、また、作り方の項目で分量が書いてないがために、行ったり来たりするのもいつも腹立たしいと思うので、用意するものはできる限り作る順番で記載し、また、作り方だけを見ても、素材と必要量がわかるように明記しています。

バナナ 1本
カットトマト缶 130g
りんごジュース 50cc
肉 300g~400g(お好みの肉で。量もお好みでどうぞ。)
薄力粉 大さじ2
バター20g
玉ねぎ  1個(スライス)
サラダ油 大さじ1
ニンニク 10g(すりおろす)
ショウガ 15g (すりおろす)
カレー粉 5+5g~10+5g (SBの赤缶カレー粉推奨)
黒胡椒(粗挽き) 小さじ1/2~1
料理酒 30cc
水 250cc
みりん大さじ1
オイスターソース 大さじ1/2
ブイヨン 1個
粉末和風だし (水400cc分に入れる量を用意)
ソース 小さじ1/2
唐辛子(一味) 小さじ1/2~1
砂糖 小さじ1+1
塩 

<作り方>

  • バナナ 1本、カットトマト缶130g、りんごジュース50ccをミキサーもしくはフードプロセッサーにかけ、ペーストにしておく。

  • フライパンで肉を軽く炒めておきます。長時間煮込む場合は、肉が溶けてなくなってしまいますので、煮込み途中から肉を入れることをおすすめします。また、同様の理由で、圧力鍋使用の際も、初めから加えて煮込まず、分割煮込みにして後半で入れるほうがいいかと思います。なお、この分割投入については、なんの肉を使うのかということや、肉の大きさ、種類、柔らかさの好みにも大きく左右されますので、ご自身のお好きな感じで調整してください。

  • フライパンで弱火でバター20gを溶かし、薄力粉大さじ2を入れ、透明っぽくなるまで混ぜながら焦げないように炒める。できたら皿などに移しておく。

  • スライスした一個分の玉ねぎを、耐熱容器に入れ、ラップなどはかけず、600wの電子レンジで3分加熱し、取り出して上下を混ぜ、再度600wで3分加熱する。

  • 玉ねぎを油大さじ1を入れたフライパンに入れ、弱火で炒め、たまに大さじ1ほどの水を入れ、水が蒸発し玉ねぎが焦げそうになったら再度水を入れるというのを繰り返しながら、飴色になるまで炒める。(時短飴色玉ねぎ作製法)

  • すりおろしたニンニク10gとショウガ15gを入れ、弱火のまま火が通るまで炒める。

  • ペーストにしたトマトなどを入れ、中火弱にして軽く火が通るまで炒める。

  • カレー粉5gもしくは10g(スパイシーさを際立たせるため最後にも入れるので分割投入します)と、粗挽き黒胡椒 小さじ1/2~1を入れ、軽く火を通す。

  • 圧力鍋に移します。牛すじ肉や肩・スネなどの牛角切り肉(カレー・シチュー用肉)等は、ここで投入。薄い牛肉、鶏、豚肉などは、後で分割投入します。

  • 料理酒30ccを入れ軽く煮立たせた後、水 250cc、みりん大さじ1、オイスターソース大さじ1/2、ブイヨン1個、粉末和風だし(水400cc分の量)、ソース小さじ1/2、唐辛子(一味)小さじ1/2~1、砂糖小さじ1を入れ、先に作ったルー(バターで薄力粉を炒めたもの)も入れます。

  • 煮立たせてから、ざっと混ぜて蓋をし、圧力がかかったらすぐに弱火にし、30~40分ほど煮込んだ後、圧がなくなるまで放置します。

  • 蓋を開け、肉を投入していない場合はこの時点で入れて、残りの砂糖小さじ1とカレー粉5gを入れ、塩味が足りない場合は塩で味を整えた後で火を入れ、沸騰したら蓋をして、圧がかかったら弱火で4分煮込み、その後圧が抜けるまで放置したら出来上がりです。

ポイントは、煮込みの時間と、砂糖とカレー粉の分割投入でしょうか。煮込み時間については、先にも書いた通り、元レシピの果物関連数種をバナナ一本とりんごジュースだけにして横着しているため、煮込み時間が短いと、バナナ感が強烈に出て、カレーらしくなくなってしまうからです。

しっかり煮込んで、肉以外の具材はルーにすべて溶け込むようにするのが、このカレーにおいては重要です。

また、砂糖とカレー粉の分割投入は、甘さと辛さのインパクトを、最後に足して入れることで際立たせる効果があるかと考えてやっていますが、面倒であれば、気にせず最初の時点で全部入れてもいいかと思います。

という事で、出来上がりがこちら。


インデアン風カレー
中々いい感じに出来ました
なお、このときの肉は、
後入れの鶏むね肉でした

ちなみにご飯がバスマティライスに
なっていますが
このタイプのカレーには
全然合いませんでした
圧倒的に日本米をおすすめします



なお、味ですが、前回と同じような感じにはなりましたが、やはり味の複雑さは足りず、出汁的な部分もブイヨンと粉末出汁で担っているため、化調感がより強いです。しかし、簡単にできるレシピとしては、まずまずでした。

ちなみに、おばちゃんにも前回同様好評でしたが、やはり前回のほうがより美味しいということでした。

なおこの後、果物系はなしにして、甘味を砂糖とはちみつとみりん及びりんごジュースのみで作るのもやってみましたが、やはり何らかの果物が入っていないと、ただのちょっと甘いカレーになってしまい、インデアンカレーとは程遠い代物になり、うまくいきませんでした。

という事で、今後もインデアン風カレーの再現についてはまた模索してみようと思う次第です。

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