翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

おっちゃんおばちゃん工事しまくる 床板編

昨秋、引っ越ししたのに伴い、ボロ屋を自ら改修する必要があったので、色々なDIY作業をしました。この時は、おっちゃんおばちゃん共に、まるで工務店の人のように、様々な工事をしまくりました。

あんな作業をやることは、もうないとは思いますが、その作業内容を備忘録として書き留めておきたいと思い、今回記事にしてみました。

そんなDIYしまくりの中、一番の大工事になったのが、古い畳を処分し、新たに床板を張り、コルクマット仕様に変えるという床板施工作業でした。

作業の内容としては、畳を捨て、床基礎を清掃、根太の水平を取り、根太の間に断熱材を敷き詰め、新たな床板を貼るというものです。

こんな作業、もちろん今までやったことはないので、ネットで色々と調べて、

99diy.tokyo

99diy.tokyo

上記のページや、作業工程を紹介するユーチューブ動画などを参考にしました。昔なら、こんな作業は専門的な本で読むか、本職に聞くくらいしか方法がなかったですし、本を見つけたとしても専門的なものが多く、素人でも分かりやすく比較的簡単にできるDIY的指南のものはあまりなかったので、調べるのは困難を極めたかと思います。

が、今はこういうマニアックな作業とかも、ほとんどがネットやネット動画で調べられるので本当に便利でいいです。更に素晴らしことに無料ですし。

で、大変難しかったのが根太の水平出しでした。ボロ屋で床基礎が傾いていたり、歪んだりしているために、高さ調節をしながら根太を置き、床板をはらないと、床が水平にならないのです。また、この傾きや歪みも、一定した比率ではなく、場所場所で色々な傾きになっている為に、全てを水平にするのが大変に難しかったのです。

上記のページでは、水平器を使って水平を出すという方法を取っており、自分もそうしたのですが、後々別のページを調べてみると、レーザー墨出し器とか、水盛、など色々な方法がありました。レーザー墨出し器、簡単だし超便利そう・・・。でも自分、水平を取るのとかほぼ今回限りなんで、レーザー墨出し器買うほどではなかったしなあ・・・。(そういうと、翁が庭に出るのにちょっとしたウッドデッキ的なものを作ろうと思ってるんですが、それを作るならあっても良かったかも。けど、やっぱ水平器で大丈夫やなあ・・・。)

なお、この水平出し作業、素人ですし、スペーサーにした薄ベニヤ板の薄さバリエーションが豊富ではないこともあって、全てを完全な水平にすることはできませんでした。で、多少の誤差については目をつぶることにして、その中で、できるだけ根太を水平になるようにはしました。

で、根太の水平を出して基礎に打ち付けた後、今度は根太の間に隙間なく断熱材を入れていきます。スタイロフォームというのが超メジャーな、自分も昔から名を知っていた発泡スチロール系断熱材ですが、コーナンにはカネライトフォームというのしか売っていなかったので、こちらを購入。

断熱材については、根太のサイズに合わせた厚さの物を買うのがポイントなのですが、床面仕上がりの高さの問題で、根太を細いものにしたのに、断熱材は、ネットで施工例として書いてあった、根太より厚いのを買いそうになっていたので、非常にやばかったです。断熱材の方が根太より厚かったら、根太の意味がないですから。でかいので軽トラでしか運べないものでしたし、出し入れも大変でしたので、店で支払いする前に気づいてホント良かったです。設計図とか購入リストも作ってたのに、基礎的な立案時点での計算を間違っていたのです。ほんとえらいことになるところでした。

で、根太の間に、一畳分の大きさの断熱材を、ピッタリ合うようにカッターで切って入れていくんですが、かなりシビアにきっちり入れないと断熱効果が激減するとあったので、ぴったり入れるのになかなか苦労しました。床の水平も取れていない上、垂直方向も歪んでいるらしく、部屋がきっちり長方形じゃないんです。う~ん、ボロ屋め・・・。よって、微妙にサイズが合わない時があるのです。

サイズが合わず、根太や壁との間に隙間ができた時には、薄く切った断熱材をねじ込むという方法を取りました。この作業、かなり面倒でしたが、まめにやったがゆえに、結果、ボロ屋ながら床面については、そこそこの断熱効果を生み出したのではないかと自負しています。まあ、厚めの断熱材をしっかり引いたということが、そもそも大きな断熱効果を生んでいると思われますが・・・。

なお、壁面とかは、場所によっては隙間があいてるとか、そもそも薄いとか、断熱材なんかこれっぽっちも入ってないとかで、ほぼ断熱効果はゼロです。うちの壁、メッチャ薄いです。

ちなみに、断熱という点では、一番熱が多く逃げたり入ったりするのは、ガラス窓のようです。熱放出の半分近くを窓が占めているようです。続いて外壁、床、天井や屋根と続くようです。

よって窓を断熱すると、速攻で断熱効果が出るようです。だからホームセンターに窓用断熱プチプチとか、断熱アルミシートとか、断熱シートとかが売ってたり、住宅メーカーやリフォーム会社が二重窓をメッチャ宣伝してくるんですね。

また、高度成長期時代にコストの関係でほぼすべての家に浸透したアルミサッシも、断熱効果を悪くする大きな要因らしいです。熱伝導率が良すぎるので、夏はメッチャ熱くなり、冬はメッチャ冷たくなって、部屋の温度に大きく影響を与え、また結露などを生む原因にもなっているようです。高級住宅がお高い樹脂サッシを採用しているのには、そういう理由があったわけです。

なお、床の断熱材張りですが、途中から思いついて、断熱材をカッターで切る時に、若干斜めに切って上部をはみ出すようにすることで、はめる際に少し踏んでギュウギュウ押し込まないと入らないサイズで切ることで、根太に断熱材を密着させるという荒技を編み出しました。まあこれ、厳密に言えば下部に微妙に隙間空いてしまいますが・・・。空気の流れを完全にブロックするのが第一目標という考えであれば、隙間の全てをスペーサー断熱材で埋められない状況と同じ条件なので、それで良いかと思った次第です。なお、この荒技を編み出してからは、作業効率が格段にアップしました。

ちなみに、これも後から見た別のWEBページを読んだ際に正解だったなと思ったのですが、それが、断熱材を切って床基礎に置いて、それにピッタリ根太をくっつけた上でネジ打ちをしながら施工していくというもの。これなら、ベニヤの端っこの打ち付けの根太のみ施工をシビアにしておけば、他の根太は微妙に誤差があっても特に問題なかったかと思われますし、また、断熱材と根太の隙間の発生も極力抑えられたと思われますので、非常に効率は良かったかと思う次第です。

大体こういうの、作業した後からベスト方式を思いついたり調べられたりするんですよね。まあ、DIYあるあるってやつですね。

ということで、断熱材を入れた後は、根太にベニヤ合板を打ち付けて、新床板が完成です。なお、この床板張りについても問題が発生しました。前記したように家に歪みがあるために、部屋がきれいな長方形でないがゆえ、部屋の端っこなど、場合によっては合板を斜めに切って調整しないと、きっちり収まらないという問題が出たのです。

これがかなり面倒でした。ベニヤ板を真っ直ぐ切るために丸鋸用のガイド道具を買っていたのですが斜めに切るとなるとこれが使えず、それでいて長い距離を正確にまっすぐ斜めに切っていかないという、かなり難易度の高い状態になったからです。

しかし、実測で斜めに切るサイズをシビアに測り、ベニヤにガイド線を引き、下記のマグネシウムガイドをガイド線に合わせて丸鋸をあてることで、できるだけ真っ直ぐ切るようにしてなんとかしのぎました。

 

好きな寸法で真っ直ぐに長く切るためのこの丸鋸ガイド
メッチャ便利でした
最初にサイズ合わせだけすればいいので
様々なまっすぐ切りシーンでこのガイド、唸りを上げました


こちらも、短いものを真っ直ぐ切る時や
上記のベニヤを斜めに長く切る時など
ガイド線にピッタリ合わせる際に
極力ブレを抑えてくれ非常に重宝しました

 

なお、このベニヤ張りでも思ったのですが、結局のところ一部のベニヤのサイズを変えないといけないような状況であるのなら、断熱材貼りの時同様、断熱材を入れつつ、根太を張り、上にベニヤを張るという作業を部分的に完成させながら、徐々に全体を施工していく方法のほうが、精度も効率も良かったなと、そう思います。

が、これも、やったからこそ分かることで、最初からなかなかそれはできなかったかなとも思う次第です。まあ、実は二部屋目は、多少そんな感じでやったのですが、しかし、細部の段取りがあまりよろしくなかったがゆえに、大きな効率アップにはなりませんでした。やはりこういう作業、事前の効率を考えた製作案の策定、大切ですね。

ということで、素人ゆえの失敗などもありつつも、畳を取りはずし、断熱材を入れて合板張りの新床板を新規に設置することができました。この上にコルクマットを引き、翁の足の滑りを極力抑える形で、部屋の床張りは完成となりました。

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