翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

インド映画「RRR]を観る

RRRポスター
話題のインド映画「RRR」を観に行きました。

翁はもう一人のおばちゃんの家でお留守番。出発する時はうらめしげな様子でいましたが、前日シャンプーをしたりして結構お疲れだったので、その後速攻で諦めてぐーぐー寝ていたようです。

さて、一方のおっちゃんおばちゃんは映画館へ。結構早めに着いたにも関わらず、前列の二列を除いて満席に。「マジかー、10月下旬からのロングランなのにまだ休日だとこんなに入ってるのか」と、驚きました。首がきついとは思いつつもしょうがないので二列目に席を取りました。

映画の方ですが、インド映画度が大爆発。ただ、インド映画というとミュージカルというイメージですが、この映画は大勢で歌って踊っては劇中は一度だけで、ミュージカル仕立てではありません。ただ、挿入歌や歌うシーンはインド映画らしくたくさんあります。



唯一の歌って踊ってシーン
圧巻です


わかりやすいいかにもインドの人達が好きそうなベタツッコミどころ満載のストーリー、日本の時代劇のごとく、顔だけでもいい人か悪い人か分かるはっきりしたキャラクター描写、そしてこれまたツッコミどころ満載のど派手なアクション、所々で挿入されるこれまたインドの方々が大好きなお涙頂戴エピソード、邦画では到底真似のできない潤沢な予算(55億インドルピー  約97億円)によるごっついCGやモブシーンなど、総上映時間が3時間もあるので、もうお腹いっぱいではちきれんばかりの様々な要素満載で、大変面白かったです。

昔、バックパッカーをしていた時に、インドの映画館で映画を観た時、「8時だよ全員集合」を観ている時の日本の子どもたちのように、インドの大人たちが、「志村、うしろうしろ!」とか、「危ない!」とか「頑張れ」的なことや、挿入歌を一緒に歌うなど、全力で映画に見入って楽しんでいたことを思い出し、「この映画でも昔みたいにインドの人達が劇場で楽しんでいるなら、メッチャ映画館の中は盛り上がってるんやろなあ」と、現在のインドの劇場で観てみたいなと思ったりしました。

とにかく、すごい熱い映画で、ど派手なベタ演出と映像、CG描写がこれでもかとばかりに押し寄せてきますし、時代劇に親しんだ世代とかなら特に、分かりやすくて楽しみやすいかと思いますので、日本でロングランになっているのもよく分かる気がしました。

なお所々で、うろ覚えのヒンドゥー教の神様の名前やエピソードが出てきたので、鑑賞後に調べてみると、やはりヒンドゥーの神話などに、強く影響されても作られているようでした。

また、ストーリーはフィクションですが、主人公の名は実在の独立運動指導者の名前のようで、神話の神、独立運動指導者といった、メジャーどころを投影したヒーローが大活躍しているということも、インドで大ヒットした理由の一つなのかなと思ったりもした次第です。

まあとにかく、理屈抜きにして、純粋になんら考えることなく楽しめる娯楽映画です。インド映画のストーリーらしいツッコミどころは満載なので、複数で行って帰りにあーだこーだ突っ込みまくるという楽しみ方もあるかと思います。ちなみにおっちゃんおばちゃんは観た帰りにツッコミ合戦でかなり盛り上がりました。

それにしても3時間ぶっとうしは長すぎる。インドと同じく、インターミッション(休憩)入れてくれよ、日本も。初老、おしっこたれるかと思ったわ。

IMAX上映館もあるようです。この映画のど迫力を堪能するなら、IMAXの方が圧倒的によろしいかと。

ちなみに翁は、おっちゃんとおばちゃんが戻ってひとしきり喜んだ後、みんなでご飯を食べている時に、なんだかんだおやつもらったり、留守番中の賢さを褒めてもらったり、みんなにいっぱい撫でてもらったりでごきげんさんでした。

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