翁の新しい家を作りました。
21年の秋に、犬は穴蔵が好き＆夜は寒かろう、ということで翁専用のダンボールハウスを作ったことは、このブログでも書きました。
当初はワンシーズンで捨て、また次の年の秋に作ればいいかと思っていたのですが、結果的には、春からもそのダンボールハウスに入って寝るのが常態化してしまい、そして夏も過ぎ、秋になり、引っ越し先にまで持ってきて使うという状態になってしまっていました。
上の記事で、「春まで引っ張ったらあかんで」と書きつつ、結局のところ越冬し、今まで引っ張ってしまいました。
そんな中で、翁が裏庭でトイレをする時に、いい感じで庭に降りられるよう、ウッドデッキを作ろうということになったのですが、ちょうどいい具合に知り合いの方から材料になる木材をもらえるという話しがありお伺いしたところ、ウッドデッキ用の木だけでなく、翁のハウス用の木も頂けることとなり、では、まずは懸案である翁のニューハウスを作ろうということで、今回作製した次第です。
当初は、ホームセンターで合板と角材を買ってきて、角材で骨組みを作ったところに、合板をビス打ちして箱型の小屋を作ろうと思っていたのですが、杉の角材と、杉板を頂きましたので、それらを組み合わせて当初予定と同様の箱型小屋を作ることにしました。
材料の角材と
杉板の数々
室内に置くものなので、仕上がりをできるだけ綺麗にしようと、杉板の端ができる限りきれいに収まるよう、かなりシビアな寸法取りをし、また、杉板の配置についてもしっかり考えて設計図を書きました。
作業一日目。とりあえずはその設計図通りに杉板を切る作業から始めました。杉板は何枚か組み合わせて一面を構成するので、骨組みに何枚かビス打ちしてから、最後の板についてはそこで採寸してピッタリ来る寸法で切るべく、最終の切断については保留しておきました。
木の切断については、先の引っ越し作業で唸りを上げた丸鋸と、丸鋸ガイド、丸鋸ガイド定規が再び唸りを上げ、もはや勝手知ったる作業となったこともあって順調に進みましたが、この後の作業がメッチャ大変でした。
杉板の磨きです。もらった杉板は、屋根はあったものの壁のない屋外での保存だったために、経年のほこりなどでかなり汚れており、また、平滑処理なども全くされていなかったためにささくれなどで表面がかなり荒れていました。
家の中に置くものですし、内側においてはもちろん翁が触れることもあるので、しっかりと両面を磨いて汚れを取り、また平滑にして肌触りも良くし、ささくれや荒れた面などで怪我などしないようにする必要がありました。
あと、みばえをよくするために、木目を生かしたニス塗りもする予定だったのですが、ニス塗りの仕上がりをよくするためにも、丁寧な磨きは必要でした。
結構な作業量だったので、電動サンダーを買おうかとも思ったのですが、そこまでは大層でないかと手作業で行くことにしたのですが、結果的にはかなりきつく、荒目と中目の二種のサンドペーパーで杉板をツルツルにする作業は、指や手がつりかけたり、また翌日は筋肉痛必至という、中々に過酷な作業となりました。また、このサンドがけにより飛び散る粉もどえらい量となり、掃除や粉を浴びた衣類の洗濯も結構大変でした。
このサンドがけ作業には、おばちゃんとの二人作業で、ニス塗り作業と並行させながら、一日半程かかりました。
まあ、適当にやる手もあったかと思うんですが、マメにやると驚くほどにきれいに気持ちの良いほどツルツルになるんで、つい無駄に綺麗にしようとメッチャしっかりやってしまったのが時間がかかった要因かとも思います。自己満足の世界爆発というやつです。
で、キレイになった杉板に、一度目のニスを塗っていきました。ニスにも色々あるのですが、屋内で使うものなので匂いが少なく、また、翁が入るものなので食品衛生法にも適合し食器などにも使える安全な水性アクリルニスを使用することにしました。
食品衛生法に適合しているなどでちょっと価格はお高いですが
匂いも少なく、水性なので扱いやすく、
また塗りやすくもありました。
二度塗りするとそこそこの塗膜もできて表面強度も上がりましたし
色も中々渋くて気に入ってます。
両面に塗らないと木が反りやすくなるとネット情報にありましたので、一度目は両面に塗り、外側だけを二度塗りすることにしました。（※別の棚などの製作でこのニスを使い、もしかすると足りなくなるかもしれなさそうだったので。）
ニスはおばちゃんの担当だったのですが、薄く塗り拡げるのに刷毛をメッチャ押し付けて塗ったようで、指の股に水ぶくれができていました。いやいや、手袋せーよ･･････。それに、そこまで力入れて頑張らいでも･･････。
そんな感じで、一日目と、二日目の半日は木の切断、ヤスリがけ、ニス塗りであっという間に過ぎていきました。
その２に続く
こちらは、本日のガッツリ雨降りの中
爆睡でやり過ごすわんわんの様子
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