ネット記事で「かんかんがくがく」と書いているのがあって、「また校正しとらんのー」と思いつつ、どうやらあえてのひらがな表記だったので一応調べてみたところ・・・。
自分が正解だと思っていた喧々諤々(けんけんがくがく)が、間違いだったことが判明しました。
喧々諤々は、喧々囂々(けんけんごうごう)と侃々諤々(かんかんがくがく)を混同して用いられた混交表現で、誤りやすい慣用句の一つとのこと。
おっちゃん、メッチャ間違ってました。 ちなみに、間違いやすい慣用句で調べたら、更にメッチャ間違ってた認識が次々と判明。間が持たない、(正解:間が持てない)とか、足元をすくわれる(正解:足をすくわれる)とか、声をあらげる(正解:声をあらら(荒)げる)とか、正答率の低いランキングのほとんどを間違って認識していました。
「今どきの若いヤツの日本語はごっつ乱れてる」なんてことを全然言えんくらい、メッチャ間違って覚えてた言葉がいっぱいでした。
ちなみに、「イマドキの若いやつは」っていう文言ですが、紀元前の粘土板書簡に既に書かれていたらしいです。
若いうちは、おっさんおばはん、じじいばばあってやつはって言うし、年取るとイマドキの若いもんはって言う、人というのはとかく、自己を正当化しようと自分と同じくでないものを無駄に一括りにしてけなすものです。
若かった時、イマドキの若いもんっていう人達を心底嫌っていたおっちゃん、そして今は、年寄はって簡単に括る若造が同じく大嫌いなので、自分はそんな輩と同じになりたくないと思うので、この文言、できる限り使わないようにしています。
ちなみに、同じようなネタで最近興味深い記事を見ました。
これも要するに、「おっさんおばはんが着ているものはすべからくダサい認定される」つまり、「今どきの若いやつの格好はけしからん」というのと同じかと思う次第です。
だって自分も若い時、おっさんおばはんと同じ服なんか着たくなかったですもん。ナイキやアディダスがはやってるのに、当時のおっさんおばはんオニツカタイガー(アシックス)履いてましたから。
アシックスなんか自分ら、申し訳ないんですけどアシャックスとか言ってバカにしてましたから。それが今では、オニツカタイガー復刻してファッションブランド化してますもんね。猫も杓子もナイキやアディダスとなると、まあ得てして流行りというのはこういう風に回転するんでしょう。
自分らの世代チョーダサの権化だった「ラッパズボン」がベルボトムという名に変わって帰ってきた時、おっさん「ダサっ!ラッパズボンやん!」って思いましたもん。
ファッションなんてそんなもんです、若者よ。結局、流行なんてマーケティングです。まあ、おっさんおばはんもそんなマーケティングにガッツリやられて、高額なパタゴニアに憧れるわけですけれど。
多分、本当におしゃれなのは流行とか関係なく、確固たる己のスタイルを持っているということかと。まあそれが、時に流行を取り入れながら一本筋通っているというのであれば、よりファッション的にはおしゃれなんでしょうけれど。
ということで、イマドキの若いやつはとか、何でもかんでも自分が気に入らないものは十把一絡げ(これも読みはじゅっぱではなくじっぱが正解らしいです)で決めつけて差別したりするようなことなく、また、他人に何と言われようとも、己の好きなものを好きなように着れるようなじじいになりたいものです。ま、無理ですけど。
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