3月末くらいのことですが、テレビを見ていたおばちゃんが突然、「わーーっ!」と叫び声を上げて飛び上がりました。
「ちょっと見て!」というので、嫌な予感がしつつも、おばちゃんの視線の先に目をやってみると、そこには10センチほどあろうかという、ムカデ(以下M)がいました。
「ついに今年も出始めやがったか!しかし、時期的に結構早いし、でかいな。(※)」Mが本当に大嫌いなおっちゃんは、自分で掴むとかはできないので、逃げ腰でおばちゃんに、庭にある火ばさみを取ってきて挟むように頼み、自分は殺虫剤を取りに行ったのですが、その隙に野郎は、どこか陰に逃げ込んだようで、見えなくなりました。
しかし、そのままにしておくわけにはいきません。近くには翁のハウスもありますし、放置して翁や自分たちが刺されたら、どえらいことです。ということで、殺虫剤を撒いてしばし監視していると、再び出てきたので、おばちゃんが火ばさみで押さえ、おっちゃんが更に殺虫剤をかけるという作戦で、格闘数分、なんとか駆除することができました。
(※ 時期的に早いMの出現は、のちに調べてみると、越冬した奴のようです。今年は春が暖かかったので、出現が早かった様子。なんとMは6年とか長いと10年以上生きるようで、15cm超えという大きさになることもあるようです。いやあ、書いてるだけで、もう気色悪いです。)
4月に入ってからの対策でいいやと思っていたんですが、遅かったようです。すぐさま、屋外用のM殺虫餌を買いに行き、家の周りに置き、また、家中に一通り、忌避剤になるヒバ油&ハッカ水を撒き、(※ 市販のM忌避剤にヒノキチオールが使われていますので、ヒノキチオールを含んでいるヒバ油は有効だと思われます)それだけでは足りないだろうということで、今年は新作の、害虫忌避用のリードディフューザーを作ることにしました。
リードディフューザーとは、瓶に入ったアロマオイルに、細いスティックが何本か入って、周囲に匂いが漂うというものです。スプレーの匂い拡散効果は絶大ですが、数時間しか持たないので、ほんのりであっても24時間香るリードディフューザーで、忌避効果をより強めようという作戦です。
リードディフューザー
こんなのです
おしゃれ女子が置いてそうなやつです
うちには、見栄えのいい適当な瓶があまりなかったので、100均でリードディフューザーセットを3つ買ってきました。更に、見栄えはあまりよろしくないですが、金属蓋付きの瓶の蓋に穴を開けて、更に1セット&トイレにも1セットおけるように準備しました。
100均のデフォルトディフューザー液はトイレに使うことにして、100均の瓶に自作のオリジナルのディフューザー液を入れました。
配合は、無水エタノール100mlに対して、アロマオイル10ml、そこにアルコールの過度な揮発を防ぎ、液を長持ちさせるために、グリセリンを数滴から総量の10%(紹介するページによって添加量が大きく違っていました)入れる形です。
匂いに敏感であると思われる対虫用なので、長持ちすることを狙ってグリセリンは10%添加を選択。また、アロマ配合量は、Mが特に嫌いであると言われるヒバ油と、Gやカメムシにも効果があると言われるハッカ油を、それぞれ5mlずつ入れることにしました。
完成したリードディフューザーは、部屋中に大きく広がるという感じではなく、周囲にほんのり香るくらいで、しばらくするとおっちゃんのバカ鼻は慣れてしまうくらいの香りレベル(※)でしたが、とりあえず、Mがいると被害が甚大になる寝室の両サイドと居間、和風の引き戸故に虫が入りやすいであろう玄関の4箇所に設置しました。加えて、時々折りに触れ、抗菌と消臭も兼ねて、家の中にヒバ&ハッカ水を撒いております。
(※ トイレなどの狭い空間だとしっかり香りますので、部屋だと空間が大きいゆえに、香りが希釈されていると思われます。)
そんな感じでM対策をしておりますが、現在時点では、その後Mは家の中においては視認されてはいません。なお、Gの方も、一度だけ弱った小さなやつがディフューザーの香りがあまり届かないであろう洗面所で発見されましたが、その一度きりで他には視認されておりません。カメムシも、屋外では見ますが、うちの中には入って来ていません。(過日闘った天井裏にも最近はいません)なお、夜に明かりによってくる小さな飛ぶ系の虫や蛾などには、あまり効果はないらしく、翁のトイレで窓を開けたりした時に沢山ではないですが入って来ることがあります。(網戸や窓の虫除けは、それ専用の殺虫剤の方が効果的です)
まあMもGも、屋外においている殺虫餌がかなり効果を発揮しているのかもしれませんが、忌避剤としての効果は、リードディフューザーも、そこそこの効果を生んでいるのではないかと思っている次第です。
ただ、Mについては、この後の湿気が多くなり、産卵期にもなる、5月6月が第一期の勝負所。7月8月9月の、30度を超えるような時期には若干鳴りを潜め、少し活動が鈍るらしいのですが、9月10月で子Mが親離れすると、親子共々超活発になるらしく、ここが第二期の勝負所となるようですので、これからの時期の効果がどうであるか、注目しつつ、更にマメに対策していこうと思っている次第です。
なお、昨年は10月くらいに油断して対策が緩み、その時期でキレイにMが出てきてましたので、今年はそれがないよう、十分注意したいと思います。
しかし、ほんと家の前が小山とか、自然が多いのはいいんですけど、Mだけはなあ・・・。それにしてもなんで家に入ってくるねん・・・。
ちなみに、おっちゃんはすべての虫は宇宙人説を唱えております。(笑)宇宙から来た異形ゆえ、進化の歴史がある動物より、地球人に嫌われることが多いのではなかろうかと考えております。