翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

翁とルンバと掃除機と

うちの家に、ロボット掃除機「ルンバ」がやってきました。

うちのおばちゃんがメッチャ興味があるということで調べてみると、ルンバ公式がやっているレンタルがあり、機種によってはお安い価格で試せたので、借りてみることにしたのです。

水拭きもできるという機種で最廉価のモデルを借りたのですが、間取りのしっかりしたマッピングとか細かい掃除指定とかができないからなのか、はたまた、上位機種にはついているカメラがないからなのか、途中で止まったり、一方でいつまで経っても掃除し続けていたり、また、海外物(アメリカ)らしく動きが中々荒々しかったり、コース取りがすこぶるよろしくなかったりと、中々のアホっぷりです。

ただ、自分が動かないでいい分、(とかいって、マシンもの大好きおっさんは、古葉監督や巨人の星の飛雄馬の姉ちゃんよろしく、物陰からヤツの動きを見守り、ついて回ったりしてますが・・・)まあ、前記のように結構アホなため、効率の良い掃除のために障害物や翁マット・ラグなんかを片付ける手間などは発生しますが、(なお、最新の上位機種はなんとペットの◯んこを内蔵のカメラでAI判定して避けるらしいです)比較的気軽にボタン一つで掃除できるので、ルンバが来てからは、格段に家がきれいになっています。

ただ正直、このアホさで定価4万円近く(ネットでの実質販売価格は3万円ほど)というのは、すこぶる高いように思います。また、本体のゴミ格納スペースが少ないんで、何故か現在抜け毛バリバリな翁の毛は、ほぼ一日で満タンになることもあり、頻繁に発生するごみ捨ての面倒さや、捨てる際も紙パックとかじゃないので、ゴミ袋の中で捨てる作業をする必要があるなどの面倒もあったりします。

また、拭き掃除機能に関しては、本体後方についた雑巾の友達みたいなモップパッドなるものでサラッと撫でるだけという感じなので、翁のよだれ跡などをしっかりと強く拭いてキレイにするというようなことはできません。軽い汚れをさっと優しく拭いてくれるという感じです。

なお、このモップパッドも、廉価モデルであるこの機種の場合は、自分で洗って装着し、本体にも水をいれるという作業があったりしますが、最新の中華製上位機種などでは、自動で注水や洗浄をし、パッドも自動乾燥する機能があったりするようです。

どうやらこの、高機能でいながら価格はお安い、もしくは最低限の機能だと激安、という中国メーカーがバンバンでてきていることで、ルンバを販売するアイロボット社は、苦境に陥っているようです。昔の日本の家電メーカーが高機能と安さで欧州製品を凌駕していったのを彷彿とさせる動きですが、いまや日本もすっかり中国などにお株を奪われてしまっており、寂しい限りです。

ということで、個人的な意見としては、このレベルのあまりに自動要素と拡張性がない低価格帯の低機能ロボット掃除機は、あまりロボット掃除機のメリットを享受できていないかもと思った次第です。ただただ掃除機がけはしたくないから、最低限でオートマチックに掃除してくれればいいということであれば、選択肢としてありだとは思いますが。

ということで、このレベルのモデルを買うくらいなら、ちゃんとマッピングもついて、ゴミも自動で集積できるもっとお高いやつを選択しようっていう、まさにレンタルまでしているアイロボットの思うツボな感じになるんでしょうけれど、だからって7万円以上するような中上位機種を買うかって言うと、「それやったら、豪邸でもないんやから自分で普通に掃除機かけろよ」という声も脳内にこだましてくる今日この頃です。(※リチウムイオンバッテリーの寿命が2年という情報もあり、電池代なども考えると、やはり結構コストの掛かる家電といえるかと思います)

ただ、前記のように中国製であれば、5万円前後でゴミを本体からステーションで集積してくれるなど、そこそこな機能をもち、ある程度しっかり拭き掃除もできるモデルや、10万円前後だとかなり高機能なハイエンド相当機を購入することも可能なようです。

ハイエンド機ではモップの自動洗浄はできるものの乾燥はできず、それなのに円安も影響しているかと思いますが、20万円近くもしてしまうアイロボットは没落していく訳です。ちなみに中国製は10万クラスで自動洗浄&乾燥をし、20万クラスだと、拭き掃除用の水がオゾン水(オゾン水生成機能がある)になっていて、掃除中にリアルタイムでモップを自動洗浄するというモデルもありました・・・。そんな訳で日本でのロボット掃除機販売もかなり中国製の販売数が上がってきているようです。

さて、そんな訳で、毎日気軽にボタンやスマホアプリクリック一つでフロア一括を掃除できるという楽さを日々享受している今日この頃ですが、家には翁がいるので、ちょっとどんな反応をするかについては気になっていました。

結果的には、全然気にしないし、全く怖がったりもしませんでした。なんなら、ぶち当たられても気にしないレベル。しかし翁、優しい性格やけど肝は座っとるな・・・。

ルンバの上に乗っかって移動する猫とか小型犬とか、犬が動くルンバに喧嘩を売るとかいう動画があるので、もしかしてそんな事があったりするのかと少し思ったりもしたのですが、(まあ大型犬なので乗っかるは無理ですが・・・)さすが穏やかで優しい翁。なんもしません。

最初は地べたを動き回るなんか変なやつだという感じだったようですが、だからといって避けるわけでもなく、ぶち当たられても知らんぷり。ということで、翁は掃除機をかける時に、「掃除機かけるからちょっとハウス入っといて」というと、ちゃんとハウスに入って「掃除終わったで」というまで待てるので、同じように言ってみると、どうやら掃除機だと認識したようで、その後は声がけをすると、ルンバが掃除終了で動かなくなるか、遠くの部屋に行ってしまうまで、ハウスに入るようになりました。賢いですな、翁。

そんな訳で、今日もルンバは主に翁の抜け毛をバンバン集めながら活躍しています。


襲い来るルンバと翁
襲い来るルンバと
動じない翁



全然動じない翁

至近距離に来ても
意地でも動かない人

ただ、流石に顔にぶち当たりそうになると
顔を横にはします
(何故か手はそのまま。
どんだけ肝座っとるねん)

 

ランキングアップが更新の励みになります
下記ボタンのクリック、よろしくお願いいたします