すっかり秋の趣になってきたので、久しぶりに山に行ってみることにしました。
ただ、13歳の翁は、日に日に体力や筋力が落ちてきているのが手に取るように分かる今日この頃。果たして5月に行った夏前の山歩きから、5ヶ月ほどたったこの秋初の山歩きで、いかほど歩けるかと心配でもあったのですが、とりあえず様子を見ながら行ってみることに。
実はその数日前にも、翁の調子を調べようと、ちょっとだけ山に入ってみたのですが、その時は翁が、ロング散歩レベルの距離になった時に、「もう帰ります」な感じで、自らくるっと振り返ったので、無理せずに帰ったのでした。
ただ、この日は翁もしっかり昼寝などして、そこそこ調子も悪くないようでしたので、再度山にチャレンジ。ただ、翁自身はあまり気乗りがしないのか、結構なトボトボ＆フンフンして道草ダラダラモード。山に入ってからもノリは悪く、ダラダラふんふんモード全開。更には前回同様、ロング散歩レベルの距離で、もう帰りましょうモードに入ったのですが、そこで休憩を取ったり、なだめながらしっかり説明！？しつつ、のんびり＆だましだましな感じで、更に歩を進めてみました。
厳しい段差などはハーネスのトグルを持ってサポートしたりもして、以前に比べると遥かにゆっくりな老犬のペースに合わせて登って、なんとか水飲対陣跡碑まできました。「いやあ、老犬になると標高380mレベルでこれかあ」と、寂しさを感じるおっちゃん。しかし、そんなおっちゃんも久々の山でまだ片道なのにもかかわらず、筋肉痛の予感を感じていたのでした。
さて、翁はかなり疲れた様子。ガッツリダウンして休憩です。相変わらず山を歩くのは好きみたいですが、いかんせん体がついてこないようで、時に足を取られてふらついたり、つまずいたり、前記のようにきつい段差では登れなかったりと、老犬にはかなり厳しい状況となってきているようで、それらを改めて目の当たりにして、「ほんまオジイになったなあ・・・。けど、超オジイにしては、ある意味では元気でもあるなあ・・・」と思ったのでした。
当初の予定通り、水飲対陣跡まで来れたので、帰ることに。思っていた以上に時間がかかったので夕暮れも近くなっていました。
水飲対陣跡碑
ヘトヘトわんわん
おぼっちゃんなんで
土にダウンすることはあまりないのですが
背に腹は代えられない状況のようで・・・
まだお疲れの様子だったので
少し離れたところにできていた
木製ベンチに移動して
更に休憩
目にお疲れが見えますな
すっかりくつろぐわんわんさん
けどあんまりのんびりしてたら
降りるまでに真っ暗なるで
ということで下山開始
退陣碑すぐ近くの
開けたところで下界を撮影
ただ、疲れたであろう翁でしたが、下りは打って変わって足取り早め。下りは楽だからとダッシュしてコケてしまう人間の子供のごとく、おっちゃんの、「下りこそ気をつけろ！」という忠告を聞くこともなく、そこそこスタスタ歩いたので、随分時間がかかった上りのロスタイム分を大きくリカバーして、思っていたより、早めに家に戻ることができました。ありがとう、元気おじいわん。
麓近く
夕暮れと翁
真っ暗にはならんかったな
頑張って歩いてくれてありがとう、翁
それにしても、だいぶ山はきつくなってきたな翁。まあ平地の散歩も、やる気ないと距離短くなってるから当たり前か。それでもまだ、そこそこは山にも行けるやろうけど、もう長い距離や斜度や段差のきつい登山道は無理そうやから、今年前半同様、車で中腹まで行くとか、頂上まで行ってなだらかで楽な尾根を歩くとか工夫して、大好きな山にはまた行こうぜ。
