先日、ブライダルコーナーに迷い込みました。
なぜなら、南禅寺に行くことになったからです。南禅寺、建物以外の境内の中は、犬も入れるらしいので、翁と一緒に紅葉狩りに行こうということになったのです。
「しかし、南禅寺に行って、なんでブライダルコーナーに?」と、当然なりますよね。経緯はこうです。
南禅寺近くは観光地が乱立しており、駐車場も少なく、特に今時期は特別料金となって駐車料金も高騰しており、なかなか具合の良い駐車場がないのです。色々と調べていた所、意外にも、ウエスティン都ホテルにあるタイムスが、立地的にも料金的にも収容台数的にもいい感じだったので、そこに停めることにしたわけです。
週末だったこともありホテルにある三箇所の駐車場は結構混雑しており、確実にすぐ入れられるであろう、一番遠い場所にある駐車場に入れることにしたのですが、結構スキスキだったその駐車場は、スパ専用の駐車場も兼ねていたからか、停まっていた車は殆どがベンツ。更にはホテル所有なのか、はたまた超金持ちが宿泊しているのか、なんとマイバッハ(ベンツ傘下の超高級車ブランド)まで停まっていました。
前記のようにかなりすいていたので、お高いベンツにぶち当てることもなく、自分だけが停められる空いた場所に車を置き、翁が待つ南禅寺近くのインクライン(琵琶湖疏水による舟運ルートの一区間をなす傾斜鉄道)へ向かって歩き始めたのですが、ホテル三階の宴会場の端っこにあった駐車場から、ロビー・エントランスを通って外に出るにはかなりの距離を歩かなければならず、東館と西館があることによる迷宮感もあって若干戸惑いつつ、ロビーに降りようとエレベーターで降りた1Fフロアは、なんとウエディングコーナーになっていたのです。
デイパックを背負い、完全に上から下までアウトドアの格好をした小汚い初老のおっさんには、全くもって場違いな場所であったのですが、なんとかやり過ごそうとスタスタ歩いていた所、明らかに結婚式の相談をしているらしいカップルが見えたり、きらびやかなウエディングドレスコーナーがあったりで、更に押し寄せる気まずさ。
そこでダメ押しに、歩いていたプランナーのようなお姉さんに「いらっしゃいませ」と言われたことで、おっちゃんの心は折れました。それ以上は進むことができなくなり、クルッと踵を返して先に乗ったエレベーターで2階に上がり、それらしい方向へ再び進んで、結局エスカレーターで1Fロビーへと降りていったのでした。
ちなみに後に調べると、後数メートル進んで右に折れていたら、その少し先に連絡通路があったようです。いやはや全く根性のないことで恥ずかしい限りですが、降りた場所がまさかウエディングコーナーだと思っていなかったので、エレベータードアが開いて降りた瞬間、めっちゃ面食らったあの時点で、すでに敗北!?は決定していたのだと思います。
なお、翁と行った南禅寺についてはまた別の記事でご紹介することにします。
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