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老犬ラブラドールの日々

今週のお題「SFといえば」

今週のお題「SFといえば」

ダース・ヴェイダー大好きおっさんとしては、やはりSFといえば「スター・ウォーズ」と書き進めていきたいところですが、すでに語りまくられている映画ですので、今回は大きく外して、超マイナーSF2作品について書こうと思います。

高校生の頃、B級(ちなみに当時は、インディージョーンズ(レイダース)もターミネーターも、初作の公開当時はB級扱いでした。)&ホラー系映画が好きだった友達に感化され、名画座的なところで三本立てとかで良く映画を見ていたんですが、そこそこ手当たり次第という感じで観ていたんで、変な映画もたくさん観ました。

特にホラー系は駄作が多くて、もうなにを観たかほとんど忘れてしまっていますが、あまりにも観すぎたため、カメラワークとかでビビらせるシーンが事前に分かってしまうようになり、全く驚かないというレベルにまでなりました。だから未だに、ホラー系ではほとんどびっくりしません。

さて、そんなホラー系SFで、未だ覚えている作品の一つが、「スペースバンパイア」(原題 Life Force)という作品です。ストーリーとしては、きれいな人間のおねーさんに化けた宇宙人が、たぶらかした男の精気を吸いまくって人間をバンパイア化させ、地球征服を狙うみたいな感じなのですが、このおねーさんが、やたらと裸なのです。

この設定、高校生男子にとってもうエロさしかない感じなのですが、宇宙人設定だからなのか、おねーさんの無表情での棒演技がエロさを大幅に減少させる上、全裸なのがあまりに開けっ広げすぎて更にエロさが減少、またストーリー的にもなんだかなあな感じで映画としてはさして面白くはありませんでした。

ちなみに、ウィキペディアによると、「さよなら、さよなら、さよなら」でお馴染みだった故 淀川長治先生は、この映画のテレビ解説において、おねーさんの裸の話しかしていないらしいです。それくらいしか話題がなかったからか、興行的には失敗、実際日本でも公開当時、全然話題にならなかった記憶があります。

それなのになんでそんなのを今でも覚えているかというと、おねーさんの裸ではなく、この映画のテーマ曲が圧倒的に好きだったからです。ヘンリー・マンシーニ作曲のその曲が、基本B級が多いホラー物とは思えないかっこよさで、(普通、ホラー物にヘンリー・マンシーニが曲を書くなんてことがそもそもありませんから。)その後もずーっと自分の中ではお気に入りの曲だったのです。

それにしても、今はユーチューブで昔の映画のテーマ曲とかが気軽に聞ける世の中になったのでいいですね。当時はラジオの映画音楽番組で、カセットテープに録音して後から編集ダビングするくらいしか方法はありませんでしたから。

ということで、自分が好きだったヘンリー・マンシーニ作のテーマ曲がこちら。




さて、次の作品もこれまた超マイナー作品「ブレインストーム」です。


人間の記憶や知覚を機械によって他人の脳に伝達するという研究絡まき起こるトラブルや軍事利用を目論む軍との駆け引き。その後、このマシーンでの臨死体験へと話は展開していくのですが、映像表現が、今あるバーチャルリアリティーの先取りみたいな物が多くて、とても衝撃を受けたゆえによく覚えています。当時の自分にとってはかなり斬新な映像でした。

でも、この作品も全然話題になることなく、世界興行的にも大失敗作と言っていいものだったようです。それにしても自分、なんでこんな映画ばっか覚えてるんやろ・・・。(※今回調べたところ、この映画の監督は、「2001年宇宙の旅」、「未知との遭遇」、「スター・トレック」、「ブレードランナー」などの特撮監督だったようです。そういえば自分、ブレードランナーもめっちゃ好きです。ブレードランナー、めっちゃ「SFと言えば」やん!)

ということで、誰も覚えていないであろうマイナー作品ばかりあげましたが、やっぱり高校生くらいの頃に観たものって、多感故に衝撃を受けることが多いので、初老になってもよく覚えているのではなかろうかと思う次第です。

そういえば当時、前記の友達から必ず観ろと言われていた「遊星からの物体X」を、過日、数十年越しで観たんですが、これを当時観てたら、その激しい衝撃に、この作品もSFといえばの代表になっていたかもしれません。CG観まくってる現代の若者がこれ観たら笑うんだろうけど、当時の特撮技術目線で見るとかなり凄かったなあ、あれ。マニアの間で超話題になっただけのことはあります。

他にも、小学生の頃の上映で、観に行ってあいつは泣いたとか泣てないとかで連れ同士で盛り上がった「E.T.」とか、(当時は泣きませんでしたが、おっさんになった今は号泣県議並みに号泣です。)何十回観ても未だ面白く、よくできてるなあといつも思う「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズとか、前記の世界観が素晴らしかったブレードランナーとか、沢山の「SFと言えば」がありますが、それについてはまたいつか機会があれば・・・。


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