翁、大嫌いな爪切りをする

翁は爪切りが大嫌いです。おっちゃんが爪切りを持つと後退りしながら逃げます。そして、恐怖を払拭するため、そのへんにあるイカ（おもちゃ）などをくわえ、「そんな物騒なもん持ってんと、これで遊びましょうよ。」と誘ってきます。

しかし、あえなく捕獲され、爪を切られてしまうのです。

そこそこ散歩に行っているので、地面で擦れてそれなりに短くはなっているようなのですが、爪が地面にあたってカチカチいったり、爪のせいではないとは思うのですが、時に滑りやすいところでズルっと滑っていたりすることもあるので、老齢によるケガ防止のためにも、やはりギリまで短くしておいたほうがいいかと切るのですが、狙いすぎると時に失敗して血が出てしまうことも・・・。

以前、大失敗して暫くの間ポタポタ血が出た時は、特におばちゃんが「キャーーっ！」ってなって、おっちゃんも「うわあっ、血ぃでた～」ってなって、翁はさして痛がる様子もなくウロウロして、そのへんに血を垂らして更にうわあってなって地獄絵図のようになりましたが、今はそこまでの失敗はなく、血がにじむくらいで済むようになりました。が、それでも流血すると、申し訳ない気持ちで一杯になります。

まあ、どこかで、翁は爪切りが嫌いやからそれをすること自体申し訳ないなあと思うようなおっちゃんおばちゃんの雰囲気も、翁が爪切りが嫌いになる理由なんだと思いますが・・・。

けど翁、そのままにしとくと、どんどん爪が伸びて血管も伸びて、快適に歩いたりダッシュしたりできんようになりますねん。そやからごめんやけどたまに我慢してや。