翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

里芋(親芋)のコロッケ

うちの家では里芋のことを「こいも」と呼んでいました。

最近まで、なんで「こいも」と言っていたんだろうと思っていたのですが、(※よく思い出すと子供の頃におかんに聞いた気もするんですが、すっかり忘れていました。)「こいも」は「子芋」のことでした。そう、里芋には「親芋」と「子芋」があるのです。

普通にスーパーや八百屋さんなどで販売されているのは、ほぼほぼ子芋ばかりなので、親芋というものがあることを忘れてしまっていたわけですが、親父が家庭菜園で里芋を作るようになり、時に親芋を持ってくることがあって、「こいも」の由来を改めて知った次第です。

で、親芋なのですが、さすが販売店では子芋しか売っていないだけあって、固いわ、味ももう一つだわで、あまり美味しくありません。今まで煮物や唐揚げ、ポテトサラダ的なもの等にしてみましたが、パッとしませんでした。

しかし先日、これはという調理法に出会いました。コロッケです。

親芋にラップをして電子レンジで爪楊枝が楽にぶっ刺さるくらい、数分間温めた後、皮を剥いて(里芋はレンジ調理すると簡単に剥けて楽です。)フォークなどでマッシュします。

玉ねぎのみじん切りと合いびき肉を、若干多めの油を引いたフライパンで炒め、創味シャンタンの素と、塩コショウ、みりんと砂糖、酒で味付けをします。なお、この味付けは化調や砂糖などがちょっと濃いくらいの「悪い味」(※1)にしたほうが、親芋の味のなさをカバーしていい感じになるかと思います。

(※1 うちでは化調や砂糖は悪と認定されているので、それらが多く含有されているものは、悪い味と呼ばれております。)

粗熱を取ってから先のマッシュした親芋に混ぜて成形し、小麦粉をまぶし、卵液につけてパン粉をつけ、170度くらいの油で揚げて出来上がりです。

油を多めにしたからか、なんかかなりクリーミーな感じになって、超細目パン粉(※2)のカリカリサクサクな外側と、中の親芋のふわふわ&ムチムチ&クリーミーさが、悪い味付けとも絶妙なハーモニーを醸し出して、今までで一番美味しい親芋の食べ方と、おばちゃんも絶賛する美味しさに仕上がりました。

今後の親芋は、もうこれ一択かと思った次第です。

多分、普通に子芋でも、同様以上に美味しくできるかと思いますので、よろしければぜひお試しください。

(※2 うちではパン粉は、冷凍ストックしてある食パンを、ハンドブレンダーで粉砕して自作しています。超細目にすると油の吸いも少なくあっさりめに揚がりますし、カリカリ度がアップするので、最近細目でフライするのが自分の中でブームだったりします。)


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