翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

恐怖!グリホサート

「グリホサート」をご存知でしょうか?除草剤(農薬)の名前です。

日本では、「ラウンドアップ」という商品名でおなじみのこの除草剤。実は2015年にWHOのがん研究機関が、人に対して発がん性がある物質に指定しています。この報道があったあと、近所のホームセンターでラウンドアップが投げ売り価格で販売されてるのを見て、「あの報道のせいやな」と思った記憶があります。

 


で、「煽り表題」として、「恐怖!」というタイトルを付けてみたのですが、日本では未だ普通に販売されています。近所のホームセンターでも売っていますし、農業においても普通に使われているようです。

国の食品安全委員会で、ある程度の量以下であれば毎日摂取しても健康への悪影響はない、と認定されていることが、販売停止などになっていない理由のようです。

また、カナダやアメリカの省庁においても、健康へのリスクはないとか、発がん性の可能性は低い、という発表がされていたりします。

ちなみに先のWHO研究機関の「ヒトに対する発癌性がおそらくある」という分類は、グループ2Aというものになっているのですが、この2Aには他に、「紫外線・赤肉・ディーゼルエンジン排気ガス・65℃以上の熱い飲み物」などが入っています。

なお、「ヒトに対する発癌性が認められる」というグループ1には、「アルコール飲料・加工肉・タバコ・木工粉塵・日焼けマシーン」などが入っています。

上記の情報を見ると、世の中は発ガン性物質で満ちている、ということがわかります。

また、癌性があるとかないとか、錯綜する情報を見ると、農薬関連の利権・癒着、企業や環境・農業団体の思惑や情報戦といったようなことが想起されるわけですが、グリホサートの人体や環境の影響については、過剰な使用による雑草の耐性化というよろしくないデメリット以外では、長年の使用による人体への影響が分からない現在においては、はっきりとは分からないとしか言いようがない状態かと思います。

よって、個人的にグリホサートを使うかどうかは、それぞれの個人の考え方によるものということになり、表題のように恐怖!と思う人にとっては恐怖、そうでもないなと思う人にとっては問題なしということになるのですが、自分の食べている野菜の土壌に、バンバンに使われているかどうかがわからないとかいうのは、ちょっと選択肢としてなんだかなと思ったりもします。

一方で、「しょっちゅう発がん性があると明言されている酒飲んでるのに、年に数回も使わない農薬でワーワーいうのもどうやねん。」という考え方もあるなとも思います。

なお、キャベツの大産地嬬恋にいたこともあるおっちゃんは、「出荷するキャベツは、葉一枚ごとに、大量の農薬をふりかけている」というのを目の当たりにしていた経験もありますので、とかく農協が推奨する商業用の野菜作りには、農薬と肥料の大量使用が、切っても切れない関係であるなあと強く思っています。ちなみに、農家の方々も、自分が食べるキャベツは、減農薬でした。ただ、結局のところ、一枚ずつ農薬がかかっているキャベツを欲しているのは、虫のいるキャベツなんか買いたくないと思う、自分たち消費者のニーズによるものだったりします。自分は、親父の無農薬野菜もらってるんで、ガンガン虫喰ってる野菜でも全然平気ですけれど。

で、グリホサートの話しに戻りますが、うちの裏庭、めっちゃ笹とドクダミとみょうががはびこっているのです。笹やドクダミやみょうがは、竹、ミントなどと同じく、地下茎を伸ばして際限なく増えていくテロ植物とも呼ばれる植物。根っこごとブチッと抜いても、更に地中にある地下茎は取り除けず、また生きているので、そこからまた芽が出てくるため、土をほって地下茎ごと排除しないと駆除できない厄介な植物です。

それにしても庭でみょうがってって感じですが、大家が庭の手入れなどを全くしていなかったためジャングル化し、木や雑草が鬱蒼とした中で湿った土壌と日陰が醸成され、みょうがが群生化したようです。

ただ、みょうがについては引っ越しした時に、庭の不必要な木と雑草を排除しまくって日当たりを回復させて土を乾燥させ、みょうがを抜きまくったがゆえ、ほぼ壊滅しましたが、まだ残っているものもあるようで、最近ちょこちょこっと芽が出てきています。

ちなみに、つる系の植物もその超強力な繁殖力から、同じくテロ植物が多いのですが、うちにはつる系の雑草もあったりします。

そんなテロ植物の中でもドクダミは、抜くと臭いし、抜いてもまたすぐ生えてくるし、見た目も綺麗でもないしで、ろくなことがないので、壊滅させることにしました。いろいろと調べたところ、やはり根まで枯れさせる系の除草剤、グリホサートが最適だろうという事になりました。

そのグリホサート、葉っぱからのみ吸収され、地面に落ちたものは生分解され、また、根からは吸収されることもないようで、例えば枯れさせたい植物の葉にだけ薬剤を塗れば、近くにあっても他の植物は枯れさせることなく駆除できるということで採用。

先に書いた発がん性ネタについてはちょっと気になりましたが、いろいろ調べた上で、家庭で極少量を規定通りに使う分には、多大な健康被害はなかろうと判断しました。

で、買ってきました、ラウンドアップではなく、グリホエースPRO。実はグリホサートは特許で保護されている期間を過ぎているので、安価なジェネリック品が多数出ているのです。ラウンドアップはなんかやたら高いので、やっすいジェネリック品を買ってきた訳です。

自分は500mlのを買いました



 


使ってみました。枯らしたい雑草だけしかないところは、100均のスプレーボトルに希釈して入れてスプレー。枯らしたくない他の植物があるところは、ビニール手袋した上から軍手をして、その軍手に希釈液を染み込ませ、枯れさせたい葉っぱだけをつかんで薬液を塗り込めました。

一週間後くらいから、葉っぱに元気がなくなり、柔らかい葉っぱの雑草から、徐々に枯れていきました。二週間位すると、ドクダミなども枯れ始めました。すげーよ、グリホサート。

ただ、やはりつる植物と、葉っぱへの塗りが甘かったらしいドクダミはさすがテロ植物と言われるだけあって強かったです。元気がないながら枯れてはいなかったものもあり、再度塗布しました。

あと、家の表側にあったこれまたつる系の、山からやってきたらしいツルニチニチソウの葉っぱも、若い葉がうっすらしおれただけでそれ以上枯れそうな様子はなく、現在、つる植物撃退用の高濃度希釈率液を新たに作って塗布し、再挑戦中です。

とりあえず、当初の最大の目的であったドクダミ駆除はほぼ達成。地下茎まで枯れて、新たなのが生えてこないかどうかを楽しみにしている最中です。

そんな訳でグリホサート、効きます。うちの猫の額庭だと極少量でいいので、コストパフォーマンスも良好です。

ちなみに、翁の体への影響も、散布当日だけその植物に近づかないようにしておけば、ベロンベロンなめたり、食べたりしたとしても、毒物ではないので、よほどのことがない限り大丈夫なようなので、庭の植物などふんふんするくらいで決してペロペロしたり食べはしない翁だと、特に問題なく使えました。


寝る翁
こちらは、お昼寝中に起こされた翁



写真イヤイヤ翁
写真イヤイヤわんわん



お腹をなでてくれなさい翁
お腹なでてくれなさい翁

お腹をなでてもらう時
なぜか手がこんな風に上がります



平べったい翁
こちらは平べったい翁
暑くなってくるとこの姿勢が多くなります

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