翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

遂に・・・

先日、翁の昨冬行った健康診断での血液検査で、懸念のある項目があったため、エコー検査をしに病院に行きました。

懸念のあった項目の臓器については、特に問題はなかったのですが、脾臓に結構な大きさの腫瘍が見つかりました。老齢の大型犬種には比較的多い病気のようで、初期状態では自覚症状や目視でわかるような症状がなく、今回のうちのように、エコー検査などでたまたま発見されるか、病状が末期となり劇的な症状が現れてから気づくという場合がほとんどなようです。

悪性と良性の割合はほぼ半々。情報によっては悪性の方が多いというものもあるので、基本的な認識としては悪性(ガン)であると思っておいたほうが、いざという時の精神維持には良さそうです。

動物病院の先生からの説明であったのですが、効果的な内科的治療方法は現状ではなく、唯一の処置である脾臓の全摘手術についても、老齢による全身麻酔に対しての大きなリスクや、また、手術時の体への負担及び術後の感染症リスクなどの観点から、勧められはしませんでした。

持病や老化による不具合は多少あったものの、今回の検査で腫瘍の存在が分かるまでは、翁がガンなんて言うことは信じられないくらい、普通に元気に生活していましたので、腫瘍の症状進行が最悪となる時期ができるだけ遅くなるように祈りつつ、今まで以上に体に無理をしないようには注意しながら、基本的には今までと同じように、普通に生活することにしました。

老齢犬故に、定期健康診断において、いずれこのような診断が出るという可能性については、常に頭の片隅には置いてはいました。が、いざ現実に突きつけられると、やはりなんというか、ママン大好きだったおっちゃんのおかんが、比較的若くしてガンで逝ってしまった経験などもあり、複雑で悲しく、激しい衝撃を受けてしまうものですね。

「遂にこんな悲しい宣告が下る日がやってきたか・・・」という、そんな感じでいっぱいの、ここ二三日です。

ただ、本人(犬)である翁は、検査時においても、診察台の上で仰向けになる器具にスポッとはまって、暴れることもなく大人しくお腹の毛を剃られたあと、ぬるぬるジェルを塗られエコーマシンでぐりぐりされ、お腹ナデナデと思ってちょっと気持ち良かったのか、うっとりしたような顔までしておばちゃんを笑かしていたようです。

また、腫瘍発覚後に家へ戻ったあとも、いつも通りおっちゃんおばちゃんのご飯を狙って、あえてかわいい顔をしておねだりをしたり、いつも通りご機嫌で、ゴロンしてお顔をカイカイしながら、うへうへ言ってはしゃいだりと、いつもと全く変わりなく過ごしています。

そんな中で、おっちゃんおばちゃんが無駄に悲しんだり、必要以上に翁を気遣ったりしすぎると、多分あの犬一倍!?忖度をする、賢くて優しいわんわんさんは、おかしな態度に気づいて、心がしんどくなるに違いありません。

よってできる限り普段通り、無駄に悲観したりすることなく、今までと変わらず、翁と楽しい時間を過ごせるようにしていきたいと思う次第です。

ということで、翁も今まで通り、栄養取ってガンガン寝て、うへうへ言って、まだまだ元気な爺さんとして長く過ごしてくれ。頼むで!


山上の翁
過日、めっちゃ元気に山を歩いた時の翁



瓜生山社前の翁
えらい調子良かったのに
ガンになってたとか
びっくりすんなあ、翁