翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

師がやってきた その参

師と翁との比叡山登山。お昼休憩を取っている時に、テレビクルーがとても近いところでロケを始めました。

ケーブル駅近くから昼休憩を取った無線中継所あたりで、テレビクルーがロケをしていたのですが、昼休憩時に至近でロケを始めました。取材者のアナウンスを聞いていた師によると、8月に比叡山で熊に会ったという人は、このあたりで襲われたとのこと。

山での熊遭遇被害についてのネタだったようなので、この記事を書くに当たって探してみたら、当該の映像に行き当たりました。



www.youtube.com


更に調べていくと、遭遇場所は杉谷尾根と呼ばれる場所の様子。ここはメジャールートではなく、メジャールートの東側にある尾根で、おっちゃんも近くを歩いたことがありますが、ほぼ獣道なので、熊がいても不思議ではないなという印象です。なんせ麓の住宅地でも、奈良公園化してしまった今はバンバン鹿が出てるくらいですので、山としてかなりどでかい比叡山に熊がいても、何ら不思議ではありません。

以前は猿も見かけたのですが、駆除作戦が成功したのか、今はこの近辺で見かけることはほとんどなくなりました。その一方で、前記のように鹿はとんでもなく増え、イノシシも多くの場所で土の掘り返しがあるところを見ると、近場でかなり増えてきている様子です。そんな感じで熊も、人の近くに出てくることが増えてきているのだと思います。

里山に住む人が減り、更に高齢化の影響なども相まって、農作業や林業で山の麓や山林に人が入ることが激減し、動物が人に出会うことが減ってきたことや、人がほとんど猟をしなくなったことで、動物が人を怖い生き物だと思わなくなってきたこと。

また、密集させて杉を植林し、人がその面倒を見ることが林の成長に必須であるのに放置、森へと成長したり、木の代替わりが起こること無く、山中の動物の餌が減り、故に餌を求めて人里へ降りてくるしかなかったなどの理由があると思いますが、これからもそういった状況はより増えてくるであろうと考えると、人、動物の双方にとってよろしくない状況だなと思います。

事実として、鹿のせいと思われる、今まで近所にはいなかった山蛭が、住宅街のすぐ近くの麓まで出没したり、また、草むらのダニが増えているというようなことも起こっています。

なお、比叡山で熊に襲われたのはトレイルランナーの方だったようです。走るために人がいないマイナールートを選択されたことや、走っていたがゆえに突然に熊と遭遇することとなり、熊自身もめちゃくちゃ驚いて襲ってきたという可能性もあるかと思われます。熊も、人間が走って自分の方に向かってきたら、「人が襲ってきよった!」と思うでしょうし。

なお、このテレビクルーに会ってから、師は更に※「熊がいたらどうするんだ?」と怯えて!?いましたが、自分は「眉間にグーでパンチしろよ」と答えていました。ま、実際には絶対無理ですし、師も速攻で「そんなの無理だよ!」と返してきていましたが。(※ 実は登り口などにおいての熊出没注意の案内板を見て、師は初手からちょっと怖がっていたのでした。)

ちなみに熊、時速40kmで走れるそうなんで、逃げても無駄なようです。100mを十秒で走ったとしても時速36kmですので、ウサイン・ボルトでも、熊から逃げるのは無理ということになります。ましてやアップダウンがあり、路面も荒れている山では、そんなスピードでは決して走れませんし。なお、熊は木にも人間より全然上手に登るので、木の上に逃げるというのも、あまり良い手ではないようです。

参考に、熊に会わないための方法についてリンクしておきます。

www.bepal.net

あと、よく熊襲撃ネタで「熊に巴投げをして助かった」という、昔柔道で鳴らしていたというおっさんやじいさんがTVとかに出てきますが、(そういうと最近はない気がしますが・・・)自分はあれ、熊が襲ってきて驚き、後ろゴケして仰向けになったおっさんの上を、これ幸いと熊も逃げるべく飛び越えていったのだという説を唱えています。

話は脱線しましたが、下山コースについては、行きとは水飲対陣跡から変更し、雲母坂からの戻りにしました。このブログでおなじみの砂防ダムを師に見せたかったからです。途中、雲母坂山城跡などを見学しつつ、雲母坂名物!?の急坂を、足の小笑いから中笑い、そして大笑いを喰らいつつ下っていきます。

翁の老化ゆえの体力低下や運動能力の低下による、急坂でのスタックや怪我が最大の懸念だったのですが、足元がやばそうなところや、段差がハードなところなどは、ハーネスの背中にあるトグルを持ってサポートすることで危険回避。かなり前から老化に伴いいずれはそういうことになるであろうと、山歩き用にハーネスを買っておいてやはり正解でした。

以前は全然楽勝で、なんのサポートもなくビョンビョン自分でジャンプしたり、駆け下り、上がりしていた翁ですが、最近は躊躇するような場所も出てきたりして、サポートをしないとだめなところが増えてきました。それでもまだ、この年にして嬉しそうに山歩きができていることをありがたいと思いつつ、更に雲母坂を下り、無事、麓にある砂防ダムに到着しました。


川に入って休憩翁
砂防ダム上段の川で
いつものように足をつけ休憩する翁

しかし、10月半ばで
足つけて涼みたい気温って一体・・・



www.youtube.com





雲母橋と翁1
恒例の雲母橋での記念撮影
目を細めた写真だと
オジイ度マックス!



雲母橋と翁2
紅葉はまだまだ先の様子です



雲母橋と翁3
流石に結構お疲れわんわん



カマキリVSアマガエル
その後歩いていたら
カマキリVSアマガエルなシーンを発見

しばらく師と翁と見ていましたが
予想通り!?
カマキリが至近まで行った時に
アマガエルはびょ~~んと
飛び跳ねて逃げていきました



家に到着し少し休憩した後、師は東京へと帰っていきました。その後予定通り!?京都駅近辺の居酒屋で、一杯やっていったようです。立ち飲み行ったのか?師よ。

そんなわけで、この日の時間もあっという間に過ぎていきましたが、師と翁との山歩きは、とても楽しい時間でした。

ありがとう師よ、また是非泊まりで遊びに来てくれ。また翁と一緒に、今度は別の山に行こうぜ。

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