翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

師がやってきた その弐

すっかり酒が弱くなったおっちゃんには結構きつかった前日の飲み会。翌日は案の定、軽く頭が重い二日酔い状態に・・・。

しかしこの日は、師と翁と山歩きに行くという企画が。軽い二日酔いなど、山を歩いて汗をかき、ふっ飛ばすしかありません。

まずは前日、つまみが多すぎて食べることのできなかった、自家製ガパオ(ガパオ=しそ系のタイハーブの葉。ただ、うちのは正式にはインド産の、ガパオと同種のインド名トゥルシーという葉っぱです。)を使ったガパオライスを朝食として作りました。

オイスターソースをふんだんに使いすぎて、というより、油断したら瓶からドボドボ入ってしまって、朝からかなり濃いめの味になってしまいましたが、自宅でのガパオライスに甘みを使わないという師には、そのコクと甘味が新鮮だったようで、なかなか好評でした。

その後、おにぎりを作り、水筒にお茶を入れ、翁の水とおやつも用意して出発。とりあえず、梅谷の登り口から山を登って、比叡山の中腹、このブログの山歩きネタではおなじみの、「水飲対陣之跡碑」へと向かいます。

最近の翁は、朝食後はすっかり爆睡モードなため、出発時は軽い散歩と思ったのか足取りは重く、動きがもう一つ。師も、平地では何十キロも走れるのに、起伏のある山は苦手なようで、おっちゃんが「ペースが早いぞ、後でしんどいぞ」といった通り、登りの前半であっとうまにスローダウン、というか自分のペースを掴んだ様子で安定した歩きになりました。

翁の方も山の登り口からしばらく歩いて、徐々に斜面が急になったところくらいから、「ははあ、これは登り口付近への散歩じゃなく、山歩きだな」と認識したのか、それとも体が温まってきたのか、いつも通りの「何人たりとも俺の前を歩かせねえ」モードへと突入し、元気にスタスタ歩き出しました。

そんなこんなで、第一の目的地「水飲対陣之跡碑」へは、比較的早めに到着。状態によってはここで終了ということも考えていましたが、おっちゃんの二日酔いも良くなり、他のみんなも全然まだ元気だったので、軽く休憩をした後、更に上を目指すことにしました。



水飲対陣跡之碑近くからの展望

水飲対陣跡之碑すぐ近くからの展望
宝ヶ池、岩倉などを望むことができます



対陣跡の少し上の浄刹結界跡でお茶休憩を取り、その後順調に「千種忠顕卿戦死之地碑」まで到着。碑を見た師は、「呪われたりしないか?」などと冗談を言ってましたが、鎌倉時代末期の呪いが未だあるのであれば、古からメッチャ戦火が酷かったであろう京の街や山は、幽霊や怨念、平安京で跋扈したというもののけや鬼などで大渋滞し、平安京百鬼夜行ならぬ、千鬼、いや万鬼夜行となって祇園祭化するのではなかろうかと、そんな風に思ったのでした。


女人牛馬結界
土で隠されていますが
「女人牛馬結界」となっています
女性と牛馬(動物)は

立ち入ることを禁ずるという

動物と女性を同列視した

鬼のような男尊女卑碑です
(ちなみに男尊女卑は太古の昔からではなく

江戸時代から始まったようです)

それにしても、僧なのに兵(僧兵)とか
八瀬の住民と林業利権で争うとか
どうも延暦寺
おっちゃんの思う仏教感とかけ離れていて
違和感があります

まあ、当時は特に京都では寺社仏閣が

圧倒的な力を持つ権力階級だったので

こういった考え方は当たり前だったのでしょう

ちなみに、この神社仏閣の女人禁制は
明治五年に政府から「近代国家においては
論外の差別である」という理由で禁止・
解除されています

でもこの後、現代においても脈々と

男尊女卑思想は
受け継がれているわけですが・・・




女人牛馬結界を越える翁(犬)
ということであえて
「畜生」
(この言い方も現代の意味だと大概ですね)
である翁が
結界を越えている写真を撮ってみました



 

千種忠顕碑と翁
こちらは更に登っていったところにある
千種忠顕

残念!?ながら他の写真にも
霊的なものは何も写っておらず


その後、もう少し歩いて、八瀬から上がってくるケーブル比叡駅に到着。このすぐ近くにあるロープーウェイ駅横に、「かわらけ投げ(漢字では「土器」と書いて「かわらけ」と読みます)」※があるのですが、見に行くと、かわらけはなんと売り切れていて、更には入荷未定となっていました。インバウンド需要の爆買いなのでしょうか?売り切れているのなど初めてみました。

※  かわらけ投げ - Wikipedia  師よ、今は鉄道が通ったんでやっていないらしいけど、東京北区 飛鳥山公園でもかわらけ投げをしていたらしいぞ。浮世絵にもなってる。現代だと関東では伊勢原市にある大山寺でやってるみたいだ。   ※独立行政法人 国立印刷局 - お札と切手の博物館 - 古今東京名所 飛鳥山かわらけなげ・飛鳥山公園地王子製紙会社


かわらけ投げ場所見学の後は、ケーブル駅から南にある、京都市内が一望できる無線中継所辺りまで戻り、うっすらと霞の中に見えるあべのハルカスなどの景観を楽しみながらお昼にすることに。

ゆかりと梅干しのおにぎり、さけそぼろと鮭マヨのおにぎりを食べ、翁もロースト鶏レバーのおやつを食べ、十分に休憩を取った後、下山することにしました。

その参に続く

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