翁犬ブログ

老犬ラブラドールの日々

翁、謎の施設に行く

ちょっと行ってみたいと思っているドッグカフェ、というか「ドッグ同伴可カフェ」が、行こうとした時にいつも休業とか臨時休業とかで行けてません。GW前半のある日も、休業日でした。

しかし、おばちゃんが珍しい三連休で、その日は唯一翁と車で出かける予定だったこともあったので、別のところに行くことにして、水筒持ってパンでも買って、散歩した後に、どこか良さげな屋外でお昼でも食べるかということになりました。

そこで、同じく休みだったもう一人のおばちゃんも誘って車で出発しました。

まずは、ちょっとマニアックなかなり郊外にあるパン屋さんで、パンを購入。京都市は、なんか日本一パンの購入額が多いらしく、確かにパン屋さんもそこかしこにやたらある感じで、こだわりの個性的なパン屋さんも多かったりするのですが、今回行ったところもなかなかのこだわりパンで人気となり、GW前半らしく滋賀や奈良ナンバーの車が買いに来たりしていて盛況でした。開店後結構すぐに行ったのに、すでに売り切れの商品もあるくらいで驚きました。

で、パン購入後は、更に郊外にある山の端へと車を進めます。目標は、おっちゃんが10年以上前に山歩きで発見した「謎の施設」。最近になって再びメッチャ気になりだしたので、どうしても、もう一度見てみたくなったのです。

その謎の施設、人里離れた山の麓ながら、厳重に鉄条網で囲われており、その敷地のぐるりは土塁のような高い盛り土で囲んでいて、その中に、隠れるような感じで、さほど大きくないコンクリート作りの建物が三棟あるというもの。メッチャ謎な作りです。

ただ、建物には人が住んでいる様子も、また常駐している様子もなく、といって何らかの機器がある無人観測所という感じでもなく、しかし、フェンスにはたくさんの「関係者以外立ち入り禁止」の警告板があり、更にはご丁寧なことにセコムまで入っているという厳重なセキュリティー体制。

「ショッカーの基地なんやないやろか?」「いや、防衛庁の謎の軍事地下施設があるんちゃうか?」などと思って、気になった当時からネットで散々検索したのですが、全く情報がありません。

その後すっかり、その謎の施設のことは忘れてしまっていたような感じだったのですが、数年前にふと思い出し、現場へは行かなかったものの、現代の利便の極み、「グーグルマップ航空写真&グーグルアース」で、その場所を写真で確認してみました。

その写真を見た時の、左右対称的な構造から、「もしかすると宮内庁絡みの陵墓や古墳などといった遺跡関連なのでは?」と思って、再びネットで調べまくったのですが、やはり関連する情報は全く出てこず、またも真相はわからずじまいということになりました。

で、近年翁と近場の山に行くようになってまた思い出したりして、またかなり気になってきた中で、今回の「郊外散歩で昼ご飯企画」が立ち上がったがゆえに、おっちゃんの中で、「お!それやったら、あそこにもう一回行ってみたい!」となったのでした。

山の緩斜面を開発した住宅街を抜け、更に山の方へと向かいます。いずれ行き止まりとなる細い林道をしばらく走って、林道の脇にあったちょうど邪魔にならず駐車できる路肩のスペースに車を置かせてもらって、お目当ての場所へとみんなで向かいました。

歩くこと数十分、遂に何十年ぶりかでその場所にやってきました。改めてしっかり見てみると、航空写真から受けたイメージとは大違いで、陵墓や古墳という可能性はゼロであり、また、なんらかの遺跡であるという可能性もほぼない感じでした。

敷地内は、盛り土やコンクリート関連も、少なくても数十年以内であろうという造作であり、避雷針や電柱、無線のアンテナまであるというシチュエーション。しかしやはり、人の常駐感や無人観測施設的な感じはなく、建物の他には立入禁止の看板とセコムのシール、中程の土壁付近にあった昔ビールケースを運んでいたような台車的なもの以外は、何らの情報もないという状況でした。

ということで、周囲からじっくり見てみて、真相はわからないまでも、改めて現場をしっかりと見れたという満足感は感じられたので、その後、更に山の奥の方に向かい、少し開けたいい感じの場所で、里山の風景や山の新緑を楽しみながらお昼にすることにしました。

惣菜パンと、水筒に入れた熱いお湯で作ったインスタントコーヒーを美味しく食べて飲んで、翁は自家製ササミジャーキーとりんごのおやつを食べ、皆で自然の中での食事をのんびり楽しんだ後、帰路についたのでした。

帰宅後、おばちゃんが三連休だったので散々遊びちゃちゃくり、前日にシャンプーもしてすっかりお疲れわんわんと化していた翁は、早々にグーグーモードに。一方おっちゃんは、再び謎の施設の真相を改めて探るべく、ネットしまくりの状態となりました。

そして、1時間ほど調べまくった結果、謎の建物の正体が遂に分かりました。

「倉庫」でした・・・。

ちゃんちゃん。

でも、十年以上気になっていた施設の真相がわかってめちゃくちゃスッキリしました。おばちゃん達、そして翁、おっちゃんのしょうもない好奇心につきあってくれてありがとう。

※今回はなぜだか誰もなんも写真を撮っていなかったので、ブラッシングされてる時の翁の変な顔を上げときます。


翁変な顔1
あー、ブラッシング気持ちええわあ



翁変な顔2
うっとりしたら変な顔になったわ





翁変な顔3
気持ち良すぎて
もうおくちもダルンダルンですわ

 

 

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